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最後の夜とイダキの行方
最終日は娘のリナが好きなチキンライスを作り、たき火をぼんやりと眺めながら長い長い一日最後の晩ご飯をみんなと食べた。山積みだったイダキの削りカスもようやくなくなってきて、軍手で一山つかんで火にくべようとすると木くずの中からケーントード(外来種のカエル)が飛び出してきた。つかんで投げようとすると、

「Yaka! Yaka!」とみんなが叫ぶ。

ケーントードには毒があるらしい.....。他にもその木屑の山からクモが出てきて、オーストラリアにいるクモには毒グモが多いらしく、ヴァーノンがすぐにたたきつぶしていた。知り合いのスペイン人は、Djalu'の所に来た二日目にブッシュでクモにかまれて足がはれあがり、トンボ帰りでその日の内にダーウィンに帰ってしまったそうな。トップエンドを訪れる人にはぜひ注意してほしい。

この時点で1本のノミ入れが終わっているだけで残りの2本はそのまま。2本とも無加工の状態でいい音が出てて、そのポテンシャルはビシビシと感じる。Djalu'はまだ仕上がってないイダキを見ながら、「おまえが帰って、次の日は日本か?」。ケアンズだと答えると「明日ケアンズから電話して来い。電話で音をチェックして気に入ったら買ったらいい。」と言ってくれた。

しかも、「ペイントも俺がするからまかせとけ!」と熱い一言!彼の言うとおりにいけば、カットからペイントまですべてDjalu'が行ったイダキが3本という事になる。しかしヨォルング・ウェイ!どうなるかわからないが、これからのハプニングを楽しみにしながら、Djalu'と握手をかわした。
by earth-tube | 2009-07-07 21:45 | Yirrkala周辺
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