イダキ・ジャーマ2 ーBaywara Yidakiができるまで
今朝もコンコン、キンキンした音で目が覚める。今日は一人ではなく、数人がイダキ作りをすでにはじめているらしい。眠気まなこで裏に出ると、朝7時だと言うのにWiniwini、Djalu'、Dhopiyaの3人が働いている!

Winiwiniは昨日カットしたイダキを「1、2、3、4.......」と数えながら「10本全部おれのイダキだよ」と言ってニヤリ。カットしてきたものの中から気に入ったものだけをピックアップしてすぐにイダキ作りをはじめた。

樹皮のついた状態ですでに普通のイダキ以上に鳴っている短くハイピッチなイダキを手に激しくスピーディーな曲を吹きまくる!いやぁ、朝からテンション高いわWawa(兄弟)!

一通り鳴らし終えると手をつけたのはその短いイダキではなく、少し太めのイダキ。ほとんど空洞のチューニングはしなくてもよさそうだが、シェイプには時間がかかりそう。

チューニングを終えると、満足したのか、次に細身だが鳴りの良いイダキをチョイス。これもささっと終えるとプイッとどこかへ行ってしまった。

Djalu'は、昨日Dhopiyaが「これはDjalu'のために」とボソッと言ってカットしていたイダキに手をつけた。めちゃくちゃ太くて長くて重たい木で、車まで持ってかえるのに苦労したのでよく覚えている。しかもトゥルーピー(TOYOTAランドクルーザーのTroop Carierという種類の車のこと)の後ろにのせた時に斜めにしないとドアが締まらないくらい長かった。

この木を短くすることなく、チューニングしはじめた。ボトム側は自分のLED8発くらいのライトを部屋から持って来て空洞の状態を何度もチェックしながらかなり執拗にノミ入れをしていた。マウス側からはハンドドリルでかなり小さい空洞を広げている。

チューニングが終わった頃、となりのおばちゃんが来て、なにやら言い争いに。Djalu'はとなりの家に出向いてなにやらいろいろ話している様子でお昼頃まで帰ってこない。

その間に、Vernonが起きてきたので、「親父の仕事を手伝えよっ」って言うと「ヨー!」と言って、そこらへんに転がっているいろんなイダキを鳴らし、Djalu'がさっきまでチューニングしていたイダキを鳴らした時にこっちを振り向き「これいいねぇ。誰がいじってるやつ?」と聞いてきたので「おやっさんだよ」と答えるとすごい勢いで外側をシェイプしだした。

しばらくして、Djalu'がもどってきて、Vernonのもとにスッとやってきて、イダキを少し鳴らすと、その手でプレーナーをかけだした。まるで中の空洞が見えてるかのようにザーッとプレーナーをかけ、太く重たい丸太からイダキを削りだしていた。

完成したものを鳴らすとC#/D#という低いピッチで175cmもあるのにすごく鳴らしやすく、Vernonと交互にどっちがどんだけ早く吹けるか大会で盛り上がり、しまいにはなんかとんどもないリズムになって追いつけなくなって完敗。いや~すごいわDjalu’直伝!

その後、町へ買い物に出かけたときに車の中で「あれはBaywara(稲妻)のイダキだよ」と言っていた。
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by earth-tube | 2010-04-29 22:15 | Yirrkala周辺
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