もう一人のMago Master
翌朝、キャサリン市内にあるベズウィックのアートギャラリーに向かう。時間は9時すぎ。ゲートは開いているし、電気もついているが、鍵はあいていない。ぼんやり待つこと20分、従業員の女の子が牛乳を持って現れた。

ここではホイップしたクリームがのったおしゃれなカフェラテとかが飲めるのだ。普段コーヒーは飲まないが、一杯たのんでから楽器を見せてもらう。そんなに数は多くないが、Tom KellyのMagoがあるではないか!!!!!!!Tom Kellyは知る人ぞ知る名ソングマンであり、バンブーマンなのである。

このエリアが輩出した世界的ディジュリドゥ奏者David BlanasiとそのソングマンDjoli Laiwangaと共に活動し、その一座の中でセカンド・ソングマン、そしてDavid Blanasiの代役をこなすバンブーマンとして活躍してきたのがTom Kelly。ある意味このエリアの音楽が対外的にもっとも華やかなる時代を知る最古老なのだ(7インチとカセットでリリースされた「Songs of Bamyili」ではTom Yorkdjankiとしてディジュリドゥの演奏が収録されている)。

Tomは足を悪くしていて、はじめて彼に会った2005年にはソングマンとしてもMago奏者としても活動しておらず、すでにMago職人としてほとんど楽器を作っていないようだった。その後、2011年にこの地を訪れた時に4-50本ほどの在庫の中で唯一1本だけ見つけたのがコレクションにのっている作品だ。
Tom Kelly Mago
Tom Kellyの2011年作のショートMago

今回はそのTomの作品を4本発見!しかもそのどれもがガマック(このエリアの言葉でグッド)!

出だしがスベッた感たっぷりでどうなることかと思ったけれど、かつての名プレーヤーのすばらしい作品に出会えて疲れがすっ飛ぶ思いだった。
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by earth-tube | 2013-08-03 13:53 | 店長の日記
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