「ほっ」と。キャンペーン
Wititj Power!!!!!!!
もどってくるとペイントは下塗り状態であまりはかどっておらず、ジャルの妻のドピアと娘のセルマはタバコをくゆらせながらすごくまったりとした雰囲気.......。
ペイント途中のマンダプル
ダーウィンで林くんに「ファミリーに見せてあげて」と頼まれていたWititj(オリーヴ・パイソン)の写真を長女のゼルダに見せると「オォ!大きいねコレは!ほかのファミリーにも見せてあげて」と言われて、結局家中の人に見せることに。自分たちのクラン(氏族 )のメイン・トーテムだけあって見るだけで、なにか感じ入るところがあるみたいだった。

「これはね。陸地のWititjだね。肌の表面が光ってるだろ?これジャリ(虹)だよ。肌に水分をふくんでいてWititjのとおったあとにはそれが残るんだ。陸地のWititjは大きくなるやつだね。ベイワラ(稲妻)だよ。」

「水辺のWititjはスイレンの下に隠れていたりする、小さいサイズのやつだよ。」

と、めいめいにWititjについて話をしてくれた。それから急にスイッチが入ったかのようにドピアとセルマはマンダプルにペイントをしはじめた。ゼルダに「お母さんのお手伝いでペイントしてあげてよ」と言うと「うんうん。わかったよ。」とすごくポジティブな表情。

ジャルもラリーもなぜか急に裏庭に行ってマンダプルを作りはじめた。Wititj効果か!?
Winiwiniのマンダプル作り
マンダプル作りの流れは、まず樹皮がついた丸太の状態からノミを入れてチューニングをする。このあとは樹皮を取除いて余分な厚みを削っていく。適度な厚みになったらサンドペーパーで表面を滑らかにする。最後に外側全体を木工用ボンドを塗る。ジャル・ファミリーのマンダプル作りではここまでの製過程が男たちの役割で、その上にアートを描くのは女性たちの仕事というの通例だ。

ジャルは2mくらいの一番長い丸太に取り組みはじめた。Bくらいの音程だったものを最終的に両手を目一杯広げた「Djalu'の大きさ(ジャルのちょうど口元の高さと同じ)」でカットしてドローンD・トゥーツEに仕上げられた。かなり厚みがある太い丸太から作られたので製作は大変そうだったが、自信作らしく「ホールもないし、ハードウッドだからこのマンダプルは30年、40年もつよ」と言っていた。シェイプも彼自身が行った気合い入魂な丁寧な仕上がり。

ジャルとラリーが削ったあとに出てくる木片がドンドン足もとに積み重なって行く。
マンダプルを削ったあとの木くず
この日ラリーは娘の誕生日なので早めに切り上げたものの、めずらしく連日の楽器作りに情熱を注ぎ、すばらしい楽器を作った。カット〜製作をすべてラリーが一人で行ったドローンF・トゥーツGでディープなサウンドでグルーブ感がすごい!その後、このイダキにとてつもないペイントがほどこされることになり、それが原因でのちにキワキワ感をたっぷり味わうことになるとはこの時は思いもしなかった.......。
[PR]
by earth-tube | 2013-08-22 19:08 | 店長の日記
<< Wititj Power !!... アートセンターで買い付け >>