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半べそのジャパナ(夕焼け)
帰国は明日だがゴーヴからケアンズ行きの飛行機は朝8時半出発で国際線の乗り継ぎはスムーズというかギリギリなので、北東アーネム・ランドですごせるのは今日が最後。そして車で30分程度の道のりのアートセンターは16時に閉まるので最低でも15時にはすべてのマンダプル(イダキ)を車に積み込んで向かわなければいけない。

ラリーは今朝作ったマンダプルを裏庭ですごい勢いで鳴らしている。ドローンG・トゥーツもGなのにふくよかなディープなサウンドで、空洞はほぼナチュラル。電動工具で削りすぎたため極度に薄い場所があり、帰国後に修理をする必要があるが聞いていて気持ちのいいサウンド!

タイムリミットまであと1時間というところでゼルダに声をかける。

「ねーやん、あと1時間でアートセンターに行かなあかんねん。」

「あら、もうそんな時間?」

それでもあまり急ぐ様子もなく、クロスハッチがはみでて明確じゃなくなった太いラインを塗り直している。丁寧なお仕事! ただ、時間がね、ギリ!

エンジンをかけ、エアコンをつけて車内の空気をひやしてからマンダプルを積み込む。ジャル5本とラリー2本。そして最後のマンダプルはいまだペイント中。

クロスハッチが終わり、最後の縁取り作業。縁取りをしていくと、クロスハッチだけのばらけたような状態からすべての輪郭をえて急激に一つの形へと結実していく。この瞬間はどこか肉感的で快感的だなぁといつも思う。最後の一筆がビシっと決まる!ねーやんお疲れ!そしてありがとう!
Winiwini Gurruwiwi Mandapul painted by Zelda
絵具でぬれた楽器を日なたに出して急激に乾燥させる。時計の針は15時20分。ギリ!

イルカラまでの道のりには信号はないけれど60〜100kmまでの速度制限がある。しかもレンタカー屋のおやじの話によると結構な頻度で警察がスピードガンを持ってチェックしてるらしい。こんな僻地なのに!法定速度をミチミチに守りながら車内にはヨォルング・レディオ!(On SoundのイッペイくんがマスタリングしなおしたWandjuk Marikaのイダキ・ソロが聞けるそうだが、今回は当たらなかった)

アートセンター .......ギリギリセーフ!

アーネム・ランドにいるだけあってまわりはめちゃくちゃまったりした雰囲気なのに、都心のバイク便並みにオンタイム感のあるタイトさでアートセンターにすべりこむ自分がみょうに滑稽に感じ、やや脱力する。
Djapana - Sunset at Wallaby Beach
ジャルの家にもどって日本ぽいもので彼らが好きそうなものをということで、照り焼きチキンを大量に作る。ファミリーのみんな、ガーマ前の忙しい時にいっぱいマンダプル作ってくれてありがとう!食事を終えて夕焼けを見ながら怒濤の9日間に起った出来事が走馬灯のように頭を駆け抜けるのであった。臨死体験もしていないのに。
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by earth-tube | 2013-08-23 13:35 | 店長の日記
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