60cm以上のクラックの修理 1
今回の修理はDhapa GanambarrのMandapul。厚みがかなりあるので、強く吹き込んだことによって薄い部分が振動によって割れるという典型的なクラックのパターンではないようだ。

クラックは貫通しているものの外側からメキメキと引き裂くように割れている。強い直射日光に長く当たったとか、エアコンがかかった部屋で乾燥した外気に直接触れるなどの原因が考えられる。クラックの長さは60cmをこえていて、いままで修理した中でもかなり大掛かり。
クラックの状態
まずはクラックにそって彫刻刀でけずっていく。このときにはクラックの筋がなくなる深さまで削ることが重要で、もしクラックの溝が残ったままだとそこにエポキシが入っていきにくくなり、再度同じ所が割れる可能性が高まる。
彫刻刀でけずる
このクラックの場合、溝がかなり深くさらにクラックが上下にのびていく可能性があったので、アーネム・ランドで出会ったドイツ人に教えてもらった手法でクラック止めをしてからエポキシを塗ることにしました。小さいドリルでクラックの上下に穴を作ることでクラックを止めることができるという技術らしい(さすがマイスターの国ドイツ!)。
ドリル
エポキシボンドはクラックに対してクギを打つように頭の部分をかぶせるため、彫刻刀で削った周囲とクラックの溝をサンドペーパーで40番手→80番手→160番手と倍の細かさになるように表面をなめらかにして下地作りをします。↓下記画像ではクラックの溝がわからなくなるまで削りこまれている。
下地作り
このあとエポキシボンドをつける行程に入ります。
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by earth-tube | 2014-04-28 19:41 | ディジュリドゥの修理
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