Darwinに住む日本のDidj-Heads達
ディジュリドゥを追求するDidj-Heads達が集まる場所がダーウィンだ。日本からも何人かのディジュリドゥ・クレイジー達が来ている。しかも僕の知っている日本人は全て関西人である。ノーザンテリトリー大学のヨルング語講座を専修している林くん、アボリジナルのディジュリドゥの名手を探し求めて旅をする出口くん、そしてディジュリドゥの作り方を学んでいるユージくんの3人で、彼等は個々人の得意分野をそれぞれ追求しながら、ともに刺激しあってより深いアボリジナル・カルチャーの世界に足を踏み入れようとしている。

その活動は様々なコミュニティを訪れたり、ディジュリドゥ関連のフェスティバルへの参加やそれぞれの分野のリサーチである。その中でもCD「Rak Badjalarr」で知られるソングマンBobby Laneのディジュリドゥ奏者Nicky Jorrockを探し出し、彼にBelyuenコミュニティのWANGGAスタイルの演奏を学んでいるという事だろう。Nickyとの出会いに関しては出口くんの尽力が大きく、詳しくは今後アップされるリサーチページ内の出口君のページで紹介される。


Nicky JorrockのプライベートKanbi
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この地域ではディジュリドゥの事をKanbi(Kembi)もしくはKanbakと呼ぶ。残念ながらBelyuenコミュニティでは区ラップ・スティックの呼び名を忘れてしまう程ディジュリドゥにまつわるカルチャーは薄くなってきている。

実際、ディジュリドゥの演奏スタイルを引き継ぐ若者がいないのが現状だそうだ。このディジュリドゥも作り手はNickyにディジュリドゥの演奏方法を学ぶDavid Mitjinという白人のディジュリドゥ制作者によるものである。Belyuenにはディジュリドゥの作り方を覚えている人はもういないらしい。

サウンドの特徴は広がりのある幅広い倍音でWANGGAスタイルには最適である。かなり大きめのマウスピースをビーズワックスで小さくしてあって、バックプレッシャーも高く吹きやすい。前述の3人ともう一人現在キャサリンにいるノンくんの4人がダーウィン・フェスティバルの時にBelyuenの人たちからいただいたものです。


カルチャーが薄まっているという現状に焦燥感とも悲しみともいえない胸のザワツキを覚えるが、WANGGAスタイルのディジュリドゥの名手Nicky Jorrockが存命で彼のサウンドを聞くことができるというだけで「この時代に生まれてよかった」というシンプルな感謝の念を抱かずにはいられない。また僕個人は2002年にNickyに会おうとして結局会えず終いだったが、Nickyに出会うために尽力した出口くんはじめダーウィンの日本人Didj-Heads達の飽くなき探究心とそのパワーに深い感銘を受けた。感謝!
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by earth-tube | 2004-09-22 18:45 | 日本のDidj-Heads
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