血脇肉踊るフットボール大会
b0021108_1883299.jpg次世代をになう若きイダキ・マスター、ラリーことWiniwini Gurruwiwiの趣味は、ビデオ鑑賞、ラブソング作曲・歌唱、そして何よりも力を入れているのがフットボールだ!!!家の外に巨大スピーカーを運び出して、大音量でキーボードを演奏しながら唄うことは有名だが、彼の最大の趣味のフットボールについてはあまり知られていない(写真は最近購入のビッグステレオ。耳が痛くなるくらい音がでかい)。

今年の4月に30才になったラリーはいまだ現役バリバリのフットボール選手で、現在彼が所属しているGumatjクランのチーム「Gopu」のナンバー2のキャプテンをしている。毎週火・木とNhulunbuyの町はずれにあるフットボール場で練習し、土曜には試合をしている。

Nhulunbuy周辺のフットボール・チームは全部で4つあり、ラリーの所属するSki Beachを拠点にしたGumatjクランのチームGopu(ゴォポォと発音する:魚の名前)、Yirrkalaを拠点にしたRirratjinguクランのDjarrak(ジャラック:かもめ)、同じくYirrkalaのDhulkayクランのGuykal(グゥイカル:イルカ)、そしてNhulumbuyの町に住むバランダ(白人)のチームSaintsだ。

土曜のお昼をすぎた頃から段々スキービーチが騒がしくなってくる。Gumatjと書かれたエアポートシャトルバスよりもでかいバスが現れ、選手をのせていく。そして、Djalu一家はと言うと11人乗りのトゥルーピーに大人も子供も乗れるだけ乗って大移動。Djaluもお気に入りのイスを折り畳んで車に積み込む。車内は子供達の叫び声と泣き声が入り乱れてもうめちゃくちゃ。

b0021108_1810216.jpg試合にはDjaluの家「ハウスNo.6」からはラリー(背番号17)とダミアン(背番号6)、そしてMirarra(背番号2)も出場している。Milkayもこのチームに所属しているそうだが、この日はレンジャーの仕事で欠席。インターセプトやゴールを決めるたびに、ファミリーの雄叫びがあがる!「おい!今のトラベリング。ほれ!ちゃんとつかめ!」とか言ってめたくそに盛り上がっている。

ふと気づくとDjaluの周辺にMonyuの一族のGalpuが集結している。すげぇなぁと感動しながらふと横を見るとピカピカのToyotaが横付けしている。中にいるのはYothu YindiのボーカルのMandawuy Yunupingu。ゴールが決まるたびにクラクションを鳴らしまくっている。

b0021108_18123172.jpg結局ラリーも3ゴールを決め、GopuがSaintsを下した。帰りの車内はぐったりした子供をよそに火が覚めぬ大人達が熱く、「あのプレーはどうだ」とか語り合っていた。Bunggul以外でこんなに盛り上がるヨォルングを見たのは初めてだった。正直ルールもなにもわからなかったが、野球を知らなくても甲子園球場の外野席で阪神vs巨人戦を見たらやけに盛り上がるのに似た高揚感があり、Gopuのメンバーのゴールを決めるたびに奇声を発している自分がいた。(写真はMirarraと交換したGopuタンクトップ。その場で一緒に着替えたが、肌の白い日本人のタンクトップの似合わない事この上ない!一緒に並んで写真をとったのを見て吹き出した!)
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by earth-tube | 2006-05-28 18:13 | Yirrkala周辺
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