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Gunbalanya(Oenpelli)へ
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深いブッシュと切立ったゴツゴツとした岩肌という印象のKakadu国立公園から、East Alligator Riverを渡れば視界をさえぎるのは遠くに見える岩山だけで、360度だだっぴろい平原が目の前に広がる。このサバンナのような広さがOenpelliを最も印象づける光景だ。

アーネム・ランドの他の地域では見られないこのOenpelliのランドスケープをカメラにおさめてやろうと車を止めて、カメラをむけるがどうやってもただ広いこの風景をうまくとれない。ニジニジしながらあちこちにカメラをむけていると1台のランドクルーザーが通りがかって僕らの車の横にとまった。教師らしき白人男性が運転席に座り、7-8人のアボリジナルの少年達が「水くれ!水」といってきた。猟銃を手に持ち、今からカササギガンという鳥を狩りに行くのだという。そして水を奪ったまま少年達をのせた車はOenpelli方面へと消えていった。

Gunbalanya(Oenpelli)へ_b0021108_11244975.jpgOenpelliに着いた時には夕方前で泊まる当ての無い僕らはアートセンターの前で途方に暮れていた。その時あの子供達のランクルが目の前を通りがかり、キャンプしてもいい所を教えてもらった。コミュニティから4-5km離れたウォータフォールで、非常に美しい場所だった。雨期には川ができるようだが、乾期のこの時期には滝の水も枯れて滝壺に小さな池があるだけという状態だ。


Gunbalanya(Oenpelli)へ_b0021108_11333545.jpgレンタカーの快適さとすばらしいロケーションにすっかりリラックスして、ブッシュファイヤーにならないように気をつけながらたき火をし、一晩中みんなでYidakiの練習をしていた。

写真はあまりの気持ちよさに完全にあちらの世界へ行ってらっしゃる出口くん。
by earth-tube | 2004-11-04 11:26 | Gunbalanya
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