朝一でOenpelliのアートセンター「Indjalak」に向かう。ここを訪れるだけなら簡単に許可がおりるが、一人$13.2(約1,000円)支払う必要がある。一番のりでかけつけたらしく、中に人はいるが入り口は開いていない。裏口にいるアボリジナルのスタッフに声をかけていれてもらう。販売スペースはディジュリドゥやディリーバックを販売しているセクションと樹皮画などを中心に展示しているセクションの二部屋に分かれている。
表に出ているMako(ディジュリドゥ)の中からKUNBJORRK(GUNBORG)スタイルらしいものを何本か選び出す。一本長い楽器がありこれがいわゆるMoleと呼ばれる楽器なのか?と思い購入した。 そして噂のストックルームを見せてもらえるか聞いてみた。林くんや出口くん達がGunbalanya Open Dayの際に見せてもらった部屋である。乱雑に箱の中につっこまれたディジュリドゥを一本づつ取り出して試し吹きするのは一苦労だ。その大半が演奏用の楽器として成立しなさそうなクオリティだが、数本だけ本当に良い楽器を見つけ出すことができた。 写真はストックルームで異常なくらい細いディジュリドゥにトライするノンくんと長谷くん。結果的に、「Indjalak」では個人的に全ての楽器をキープしたいくらいかなり良いセレクションができた。在庫がいっぱいあって手に入りやすくても、これだけの量の楽器から選出されたディジュリドゥは逆に非常に貴重だと思う。 今後「Indjalak」を訪れる観光客は増えていくだろう。そして観光客クオリティの演奏される必要のない楽器と、現地の演奏者が好む楽器との二極化がより進むのかもしれない。そうなれば今以上にGunbalanya周辺の演奏スタイルを学びたいビギナーが、ここでいい楽器を手にすることが難しくなるのは必然だ。このアートセンターでディジュリドゥを選ぶのは一番大変だった。 郵便局からの発送を依頼して、次の目的地であるManingiridaを目指す。
by earth-tube
| 2004-11-04 11:41
| Gunbalanya
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