カテゴリ:店長の日記( 53 )
ディジュリドゥ・ソフトケースが新しくなります!
課題だった強度の弱いバックル部分を、日本のトップメーカー「Nifco」製のものになります。メインの肩のストラップ部分には50-60kgの荷重に耐えるものを使用し、裂けやすい部分には「力布」をはさみ、ミシンでばってんに縫い、重たいイダキを入れても問題ないように「重さへの対応策」が加えられました。

また肩のストラップ部分に関して、以前は通常の薄めのパッド(5mm程度の厚み)だったのを、旅行用のバックパックなどで使われている構造に変えました。それによって、肩へのフィット感も増し、重いイダキを入れても肩が痛くなるというような事は減少すると思います。

サイズも使いやすい大きさに展開をチェンジしました。

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Sサイズ 全長:145cm 直径:ボトム/トップともに16cm
Mサイズ 全長:155cm 直径:ボトム/トップともに16.5cm
Lサイズ 全長:165cm 直径:ボトム/トップともに17cm
XLサイズ 全長:175cm 直径:ボトム20cm/トップ17cm
Freeサイズ 全長:180cm 横幅24cm

ボトム/トップに使われていたパッドの厚みも約2倍になり、強度の高いパッドを外部に使用し、内部にはクッション性の高いパッドが使われています。これによって、移動時における衝撃などの場合に、イダキの上下のデリケートな部分の保護性が高まりました。

S〜XLサイズまでは、筒型で保護性と強度を追求したモデルです。Freeサイズは、保護性よりも使いやすさと、幅広い長さのイダキに対応したモデルです。封筒型でトップ部分を折り曲げる事で、100cmほどのMagoから170cmほどのYidakiまで様々な長さの楽器に対応できます。また、がっちりとホールドするという要素をはぶいたため、出し入れが簡単で日常的に使うのにむいています。

石油の高騰とともにソフトケースに使っている防水素材が値上がりし、さらに日本製のバックルを持ち込んだのもあって、今回かなり単価が上がってしまった。くわえて、強度を強くするためにかなりギリギリの所まで工場に無理を聞いてもらったため、その交渉がかなりきつかったけれど、結果的にすごくいいサンプルができあがり、最終的な仕上がりが楽しみだ。

しかも料金は変わることなく、以前のままです。各サイズ数量限定で、色は今回ブラックとブラウンのみです。各色各サイズが無くなれば、次回作まで再度作ることはありません。
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by earth-tube | 2006-05-14 17:28 | 店長の日記
LOOP ROOTS
b0021108_8134254.gifLoop Rootsは、関西のYidaki Headz10人が集結して作られた「イダキ・森羅万象・人間の織りなすライフ・フォースを放浪する不定形集団」。2006年6月3日(sat)のWhite Cockatoo Performing Groupの大阪でのワークショップをオーガナイズする。今回のワークショップは完全に非営利で行われる。Earth TubeではLoop Rootsの活動をフルサポートしています。

6月3日のワークショップ当日は、Earth Tubeのリサーチページにも寄稿するヨォルング語研究者「林 靖典」が、わざわざ東京から大阪に戻ってきて当日の通訳をつとめる。アボリジナル文化に精通し、イダキ奏者でもある英語通訳者としては日本一じゃぁないかなと思う。ワークショップの時には、ディジュリドゥをやってる人にしか通じない言葉も多々あるだろう。そういった細かい部分をケアしながら、Darrylの言葉を翻訳してくれるのだ。

また会場でのスタッフも全員ディジュリドゥとアボリジナル文化を真摯に学ぶ人達で、大阪でのワークショップはより濃度のこいものになるんじゃないかな。

b0021108_8373112.jpg左は大阪でのワークショップ用のフライヤーで、僕がデザインしました。人物の所以外は全てコラージュで製作に丸三日!テーマは「オーストラリアの動物曼荼羅」で、森羅万象すべてをDhuwaとYirritjaの二つの半族として見るアボリジナル独特の世界観を表したつもりです。

このフライヤーを置いてもらえるショップを募集しています。四国・九州・中国・北陸・中部・関西エリアのショップにかかわっておられる方で、ご希望の方はショップ名、住所、電話番号をloop_roots@jk2.so-net.ne.jpに送っていただければ発送いたします。

Loop Rootsの活動がアボリジナル・カルチャーだけに関わらず、人間や森羅万象を見つめる視点が同じ人達との出会いとさらなる広がりにつながっていけばなぁと思う。Mixiでもコミュニティを立ち上げています。
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by earth-tube | 2006-03-21 08:49 | 店長の日記
お気に入りディジュリドゥ第三弾!
【Djikanba / Dinyural】

DD-0402
ドローン : D トゥーツF#
135ccm
重量 : 4.6kg
マウスピース内径 : 3-3.1cm
ボトム外径 : 8-9.5cm
価格 : 86,000yen

倍音の質感、唇のまとまり方、音量がバランスよく吹きやすい。ペイントはオーカーで完全にナチュラルな空洞、そして60'sの音源で聞かれるような音質と、非常にクラシックなイダキ

b0021108_004690.jpgこのイダキは左の写真で見ればわかるように非常に厚みがあり、ボトム部分などはノミでけずることもなくノコギリでスパッと切っただけです。マウスピース/ボトム両方どちらからのぞいても内部の空洞はまるで磨いたかのようにきれいに白蟻が食べている。つまり、ブッシュの中でこの木を切り倒した時にすでに鳴る楽器だったという事です。

吹いた感じは、リラックスした状態で自然と唇がまとまり、Dという低さのわりにバックプレッシャーを十分に感じながら、ダイナミックだが音のまとまりのあるやわらかな印象です。60年代の音源の中でも秀逸な「Sonngs from the Northern Territory」シリーズの北東アーネム・ランドの音源で聞かれるような感じの音質と言えばわかりやすいだろうか。
また、トゥーツの音色がポーンと小気味よくドローンから抜け出て来る感じで、トゥーツの音色はあたたかく、簡単に移動できる。意外にこういった音質と吹き心地の楽器は近年少なく、Yothu Yindiのアルバムなどで聞かれるようなモダンなヨォルングの演奏スタイル向きのものが中心のように思える。

ときにDjaluやBadikupaのようなオールドマンが作る楽器の中に似た感じのものを見つけることができるが、こぶりで楽に演奏できる楽器が少ないように思える。そういった意味で、このイダキはかなり渋いツボをついていると思うし、逆に、非常にコアな楽器だなぁとも思う。

b0021108_011513.jpg全体をオーカー(顔料)でペイントしている点もサウンド同様クラッシックな印象を受ける。表面はところどころ、変色して黄みがかっている部分がもともとあるが、それも味。

クラッシックな作り、ペイント、サウンドと非常にユニークなイダキです。60年代の音源などで聞かれるオールド・スタイルを学びたい人におすすめです。
質問・お問合せはブログに直接お書き込み下さい。逐一ブログで回答いたします。もちろんメールでも承ります。

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by earth-tube | 2006-02-10 00:26 | 店長の日記
お気に入りディジュリドゥ第二弾!
【Ngongu Ganambarr】
Djaluのイダキのようなダイナミズムに加えて吹きやすさのある名品。
NG-0302
ドローン : D#  トゥーツ(ホーン) : F#
長さ : 140.5ccm
重量 : 4.6kg
マウスピース内径 : 2.7-3.2cm
ボトム外径 : 10-11cm
価格 : 84,000yen

Djaluのイダキのようなダイナミズムとフル・サウンドの音質がすばらしく、しかも吹きやすいNgongu作のトップ・クオリティのイダキ。

b0021108_17335813.jpg吹いた感じはタイトさよりもダイナミック感を猛烈をまっさきに感じる。舌の動きに合わせてグワッと歪むように倍音がゆらぐあたりにDjaluの作るイダキにも似た感触をおぼえる。幅広い音域に豊かな倍音があり、太くもやわらかい印象です。

音質のすばらしさ、しっかりとした厚みで頑強な作り、ヨォルングらしいマウスピース、正直なんでこの楽器がすぐ売れてしまわないのか店主としては小首をかしげる。

外観上一点だけ左の写真のように陥没部分があるが、これはもともと薄い空洞があったためで、クラックのように割れたものではない。しかもこの部分の厚みはかなりあり、空気もれも全くない。

マウスピース実寸マウスピース蜜蝋つき左が蜜蝋をつける前で、右が蜜蝋をつけた後。本来であればこの唇型のユニークなマウスピースをそのままに演奏してもらう方がベターですが、より吹きやすさを求めてシュガーバグの蜜蝋をつけました。もともと内径最大で3.5cmだったのをほんの少しせばめて3.2cmにすることでかなり容易に吹けるようになりました。

トゥーツへの移動も無理なく、ほどよいバックプレッシャーにささえられて簡単にダイナミックな演奏を可能にするイダキです。オールマイティーに吹けるおすすめの1本です。

質問・お問合せはブログに直接お書き込み下さい。逐一ブログで回答いたします。もちろんメールでも承ります。

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by earth-tube | 2005-12-13 17:57 | 店長の日記
お気に入りディジュリドゥ第一弾!
【Mirarra Burarrwanga】
Mirraraのかなりヨォルング的なエッセンスがつまったイダキ
MB-0301
ドローン : E トゥーツ(ホーン) : F
長さ : 157cm
重量 : 4.8kg
マウスピース内径 : 2.8-3.1cm
ボトム外径 : 9-12cm
価格 : 84,000yen

ドップリしていながらも乾いたゴロゴロとしたオールド・サウンドがドープに渋いイダキ。音の質感はDG-G-0503に近い。本気でヨォルングの演奏スタイルを学ぶ人におすすめ!

マウスピース当初、このイダキのマウスピースには蜜蝋がなく、フレア状に広げられており、ヨォルングにとっては少し突っ込んだ状態で吹けるために非常に吹きやすいマウスピースでした。けれど唇をパキッと作れないビギナーにとって大きいマウスピースはつらい。そこでシュガーバグの黒い蜜蝋をつけてサイズをマウスピース内径 : 2.8-3.1cmにすることで格段に吹きやすくなりました。

b0021108_12522355.jpgまた木の質感が硬く、乾燥し、カリッとした感じだったので仙台のDidgitalvibesの喜秀さん(右の写真参照)に特別に作ってもらった浸透性イダキ内面保護剤「イダキの母シリーズA」を投与した。

「イダキの母シリーズ」にはA〜Cの3種類あり、ディンカム・オージー倶楽部で販売されている「イダキのお薬」とは別調合のアース・チューブ専用に作ってもらったものです。既にアース・チューブで販売されていますが、詳細のアップはもうしばらくお待ち下さい。

この保護剤を投与したことで、音にハリが出て、より倍音成分が豊かになり、レスポンスも高くなりました。生まれ変わったこのイダキのサンプル・サウンドを是非聞いてみて下さい。蜜蝋と保護剤という調整が加わっても価格は据え置きになっています。

バックプレッシャーが高く、音質的にはかためで、ギュッと倍音成分がコンプレスドされた感じ。それゆえによりヨォルング的な演奏に向いており、ドローンに対する声の混じり方がすばらしい。コンテンポラリー的なものをもとめる人には全く向きません。本気でヨォルングの演奏を学びたい人の手にこのイダキが渡ればなぁと思う。

ヨォルング的なエッセンスにつまった吹き心地で、個人的に学ぶ所の多い楽器でした。質問・お問合せはブログに直接お書き込み下さい。逐一ブログで回答いたします。もちろんメールでも承ります。

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by earth-tube | 2005-12-02 13:13 | 店長の日記
久しくアップしてないね
先日友人から「ブログまったくアップされてないねぇ」と言われるまで、その存在を忘れていた!今回の旅の内容はすべて出口晴久の「ブラブラ日記」で紹介されるので、ブログの方で重複してもなぁと思い、帰国後もほとんどいじっていなかった。

購入してきた楽器のアップなどもほぼ終わり、残すはイダキの新しい選び方を提案する新プロジェクトのためのページ作りばかりだ〜とばかりにその作業に没頭していて、ブログ放置.......。このままではどうかと思い直し、ブログのみの新企画を考えた。

アース・チューブをはじめて2年目に突入し、楽器の販売をやっていると、「なぜみんなが飛びつかないのかわからない」が、個人的にお気に入りの楽器が結構ある。すごく良い楽器なのに、お客さんのツボにひっかからないのはなぜか? そこがインターネットだけでの販売の穴であり、実際ディジュリドゥは吹いて音を出してみないとその本当の良さはわからない。

そこで、独断と偏見で「コレはイイ!!!」と心から思っている楽器を、現在のアース・チューブの保有しているディジュリドゥの中から週一回ほどのペースで紹介します。
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by earth-tube | 2005-12-02 12:31 | 店長の日記
順調にトラブル続出中!
シドニーから6,000kmの旅をして北東アーネム・ランドYirrkalaにたどり着き、Garmaフェスティバルに参加、その後Djalu Gurruwiwiの家にステイした。この間、ハプニング、トラブル、涙あり、笑いありの旅だったが、その内容は出口くんの「ブラブラ日記」に託すとして、今後は旅の間で厳選したディジュリドゥの紹介をしていきたいと思います。帰国後ドシドシ新入荷ディジュリドゥのコーナーにアップする予定です。
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by earth-tube | 2005-08-23 14:54 | 店長の日記
あしたのためのその4

何本か林道を行き来し、運転者としては全く慣れる事は無かったが、高村さんという安心感を持てるドライバーを得て同乗者としてはのんびりできた。

しきりに「一緒にオーストラリア行きません?」と高村さんにのたまう出口くんを見ながら、心で「ナイス出口くん」とつぶやくも、そこはもう相手は40才の大人、「ハハハ」と流されてしまった。
↑林道の途中には時々色んなものが廃棄されていて、写真の車はジムニーで色んなパーツがすでに取り外されている。

趣味のコケ採集をしながら林道を歩いて下る僕達。そして高村さんと藤井くんはそれに合わせてエンジンを切って僕らの後を四駆で降りて来る。エンジン音がなければ、静寂の中に生き物の息吹を感じる。

そして、歩いていてたまにすごい深めの溝があると、「コレコレ!!」と高村さんにジェスチャーで伝えて、写真のようにむちゃくちゃに車を傾けてわざと入ってもらったりして、「ウォー」という僕らの歓声と共に溝から四駆が出て来る。

溝にわざとつっこむ四駆→

←藤井君の職場の家猫ちゃん。「触って〜、触って〜」と寄ってくる珍しく人好きな猫ちゃんで、なでると後ろ足をピーンとあげてゴロゴロいう。

四駆の全ての機能を使った林道ドライブと滋賀県の豊かな自然に触れて、帰る頃にはすっかり頭がボーッとなっていた。都会に住む事だけがいい事ではないなぁとしみじみと想い、平日にここまで遊べる30才x3人+40才+24才働き盛りの男5人のこの底抜けな「ゆるさ」.......。

こんな感じでえーんかなぁと思う反面、どっかで車に対して自信がついていて。イニシエーションの儀礼ってこういう感じなんか!?とか勝手に想像した。何から何までおつきあいしてくれた高村さんと藤井くん、ありがとう!!!
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by earth-tube | 2005-06-15 12:11 | 店長の日記
あしたのためのその3
中古のランクルの選び方の手ほどきを受け、琵琶湖を一望できる所でコンビニで買った食料でランチ。今回のメインの四駆ドライブ講習がはじまるというのに、すっかりだらけてしまう。

その後、高村さんの運転でとてつもない林道を上っていく。「なんじゃ、この傾斜?」という突っ込みと「滑落したら.......死ぬかもね」という恐怖の狭間で意味不明にフワーっと叫び出したくなるほどハイテンションになっていく。

日本の日常生活でこんな風にして四駆を乗り回す人はほとんどいないだろう。いくらなんでもオーストラリアではこういった滑落する可能性のある道は通らないし、こんな所でまさか僕の方に運転する順番は回ってこないだろうとバッチリとタカをくくっていた。

←高村さんの運転で岩道をのぼるランクル。大きな落石をよけると写真右側の谷の方へ落ちてしまいそう。

この登りの所でなんと出口くんがドライブ!日本でもジムニーに乗って、こういった道を走っていたというだけあって、安定した走り。

最初は怖々運転していたが、途中でアドレナリン分泌量が恐怖の壁を超えてきたらしく、「わぁ〜楽しい。」と言いながらこの満面の笑顔→。

そして下りの時に僕に運転の順番が.......。

単に怖い。そしてミスったらこの車の持ち主の藤井くんに申し訳ないやろなぁというので、えらく緊張した。基本的には路面の状態を見ながら、瞬時に、岩や穴ぼこなどをどうよけるかを判断するという事が大事なのだとわかった。そう考えると、アーネム・ランドのGi'kalまでボロボロのランクルをすごいスピードで運転していたDjaluは「すげーなぁ」と深く感心した。
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by earth-tube | 2005-06-15 00:08 | 店長の日記
あしたのためのその2

高村さんのジムニー激改翌朝、一緒に行くはずだったユウジと合流し、高村さんの家に行く。家の横には猛烈に改造&修理したジムニー(写真参照)。ボディはぶつけ倒したのかボコボコ、あちこちにオリジナル・パーツがとりつけられている。

そして早速初対面なのに四駆についての質問をたたみかけるように聞きたおす。かなり詳細に渡って色んな説明をしてもらったが、結局ド素人の自分にできるのは、以下の3点だけ。
その1「ハンドルから手を離して運転した時にブレると駄目。」
その2「段差を降りた時に、ボヨンボヨンが続くとショックが死んでいる。」
その3「ブレーキを踏んだ時にブレるようだと駄目。」

日本だと中古車ディーラーから購入すれば、そんなにもひどい状態の車というのは無いと思う。しかし日本では間違いなくスクラップという車がオーストラリアでは当然のように走っていて、しかも結構値段が高い。例えば、僕らが探しているTOYOTAランドクルーザーでは30万kmを超えた80年代の車が50万円以上〜と言えば、日本の中古車に対する価値観の違いがわかるだろう。

この写真は高村さんの家のドアに張ってあった雑誌の付録.......。すげぇ。→

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by earth-tube | 2005-06-14 23:20 | 店長の日記