カテゴリ:ディジュリドゥの修理( 12 )
Gaypalwani Gurruwiwiのプライベートイダキの修理 2
<白い粘着材の除去>
イダキに巻きつけられていたテープは、日本でいうところの布粘着テープ。丁寧にイダキからはがしていったが、テープは粘着材を厚く塗布したもので、どうやってもイダキに白い粘着材が残ってしまった。
イダキを傷つけないようにプラスチック製のスクレイパーで少しづつ白い粘着材をはがしていく作業にほぼ三日かかった。その後、木部に負荷をかけないように特殊なオイルで粘着材を溶かしながら拭き取っていく。すると、粘着材が埋まってわからなかったクラックや小さなホールの修理箇所が出てきた。(下の写真左上にクラックの筋があるのがわかる)
ホールにはパテやエポキシではなく、シリコンのようなやわらかい素材のものが入れられていて白い粘着材と色が同じなのではがしてみないとわからなかった。
そこで出てきたのがこのシリコンのかたまり。やわらかい素材なのでプレッシャーがかかってくると微妙に押されて、演奏上問題があったかもしれない。
今回この粘着物を除去するのにものすごく時間と手間がかかった。今ニュース番組でとりざたされている、ノリピー。彼女が保釈される時に各テレビ局のクルーたちは場所取りのためにアスファルトの上に直接ガムテープをはっていた。「これを誰かがはがすことになるんやろなぁ」想像すると、なんとも言えない気持ちになった。

お花見の場所取りでブルーシートを地面にガムテープ....絶対やめましょ、マジで。
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by earth-tube | 2009-09-22 15:58 | ディジュリドゥの修理
Gaypalwani Gurruwiwiのプライベートイダキの修理 1
<オリジナルのコンディション>
Gaypalwaniは、MatamataやGaliwin'ku'(エルコ島)を中心に儀礼の場で活躍するイダキ奏者だ。若干25才でありながら、そのサウンド・演奏能力・儀礼における知識などにおいて現地で名高いトップ・プレーヤーです。

Gaypalwani Gurruwiwi's Private Yidaki今回入手したGaypalwaniのプライベートイダキ。

中にクラックがあって、何度も水を注いで使われていたのか、テープ表面がボコボコと浮き上がってきていて、どうも空気もれをしているようだ.......。

演奏感は少し抜けた感じがあるものの音量が大きく、現状でも一度オイルをいれればいい感じになりそうな雰囲気だが、今回は思い切って、イダキ全体をおおっている粘着テープを取りのぞいて、クラックやホールを完全に修理することにした。
そしてオリジナルの状態のマウスピースもパテを盛って、その上に蜜蝋をつけるという処理がされていて、パテスカスカになって木部との接着面から空気がもれているようだ(下の写真参照)。マウスピースも蜜蝋を取りのぞいて、パテを丁寧にはずしていくことにした。


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by earth-tube | 2009-09-22 14:53 | ディジュリドゥの修理