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ディジュリドゥ from Japan to Miwatj
今回Miwatj(北東アーネム・ランド)を訪れるにあたって、何度かDjalu'の妹のDhanggalに訪れるむねを連絡していた。出発の数日前に電話した時、Dhanggalから「Gomaが来た時にDjalu'から買ったイダキがあって、それを彼に頼んでこっちに持ってきてほしい」と言われた。あまりの突然の事に驚いて、「一度彼が買って帰ったものだし、そんな事たのみづらいよ」って言うと、「あれは特別なイダキで、あのイダキがなくなってからDjalu'は抜けがらのようになってしまった。日本ツアーの時にも持って行ったし、あれは彼がヒーリングに使うために必要なの。」と言う。

あまりに切実な内容で、どうしたものかと考えていると、急に電話はDjalu'にかわって、「おまえ、あのイダキを持ってきてくれ!」と力ない声で頼まれた。もうこうなったら仕方ない。ほんとうに申しわけない気持ちでGomaさんに電話してみた。

すると電話口では「ハハハハハハ!」と高らかに笑って、「いいよ。そんなに気に入ってたんやねぇ。」と快諾。ふところの深いGomaさんに感謝!!!!!!!

出発前日にGomaさんから届いたイダキをかつぐと、なんと6.5kg!イダキケースと合わせて8kg近くある!エコノミークラスだと20kgを超えるとエクセスになってしまうので、重たい荷物をなるたけ減らしてパッキングした。それにしても、今まで何度もオーストラリアを訪れているが、日本からディジュリドゥを持って行くのは初めてだった。
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このイダキはもともと赤と黒のバンドペイントだけがされていたのだが、Gomaさんの手に渡ることを期にDjalu'がリペイントしたものと思われる。もっと長さがあったのだが「ボトムが割れてきた時にDjalu'が少し短くした」とその当時Galuruコミュニティにいたリョウヘイくんが言っていた。サイズ、音程ともにEarth TubeのSuperb YidakiのコーナーにあるDG-0803とそっくりだった。彼の好みのテイストというものがはっきりとあることがよくわかる。
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ヨォルングとつきあってるとほんと何が起こるかわからない。そういう事をつくづく感じさせられる出来事だった。そして、それを笑って許せるGomaさんの男気、リスペクト!

Gomaさんのホームページ : http://gomaweb.net/
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by earth-tube | 2009-06-29 16:14 | 店長の日記
ダーウィンのうまいもん
地べたに寝転がって眠るのもこれで二日目、やっぱり蚊の応酬にあってノリ君が眠れたのは朝方らしく、宿の庭に放し飼いになっている10羽ほどの鶏たちがまわりをコケーっ!コココケっー!とガチャガチャしててもいこうだに起きる気配がない。

Cocoさんとの値段交渉は終止Cocoさんペースで、最終的に$2のディスカウントとビール1本にとれたて卵2個づつというわけのわからない落としどころとなった(通常はディスカウントに応じてくれませんのでご注意を)。

いつも懐かしい気持ちにさせてくれるアットホームな宿Coco'sを出てダーウィンへと向かった。期待感に意気揚々としていた行きと違って、帰りは達成感からか3人ともまったりとしたムードに。

オーストラリアに来ると必ずしたい事があって、それはお肉を食べること!もともとそんなにお肉はあまり好きというわけではないのだが、サシの入った肉が上等とする日本とちがって赤身のお肉がメインのオーストラリアの牛肉は個人的に結構好き。せまい牛舎の中ではなく広大な自然の中で育まれるオーストラリアの牛。こいつを喰ってやろうと一人車内でギラギラとしていた。

そこでノリ君おすすめのカジュリナ・クラブという所の超巨大ステーキにいどんだ!
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サイズは30cm以上ある!(いや、冗談じゃなく)

そして翌日に食べたのがマレーシア料理のラクサと呼ばれるヌードルスープ。ほとんどラーメンなのだが、基本はココナツに甘辛いスープでこれがなかなかうまい!ダーウィンでも「Best Raksa in the City」とうたわれる店があるというので連れて行ってもらった。ダーウィンのモールの中にあるその小さな店で、なるほどうまい!古本屋でアボリジナルアートを売ってる店の近くです。
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(写真提供:林夫妻)

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by earth-tube | 2009-06-29 12:57 | Darwin
ビッグモブ!
昨夜は地べたにマットをひいて寝袋をかぶって寝たが、案の定、プ〜ン、プ〜ンと蚊の襲来。
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気温が下がりきった朝方にはやっと静かになり、一体何時間寝れたのやら。全員そんな感じだったみたいで、起きてからもしばらくボーッとしている。この行為は宿に泊まるということになるのだろうか?

それでもWugularrに行くという餌を目の前にたらして、ゾンビのように重い身体を起こし、そそくさと寝袋を片付けだした。というのも、前もってノリくんが現地に連絡をとってくれていて、「Magoはあるか?」と聞いたところ.....、「あぁ、ビッグモブ!」という答を得、期待がふくらんでいたからだ。

昨日の車内では「ビッグモブやって、めちゃくちゃいっぱい本数あるんとちがう?」とか、「いや、ビッグモブって言うて別の意味で、すんごい大きいMagoが1本あるだけやったりして」とか言って笑っていた。(下の写真はキャサリン・アート・ギャラリーに常設してる3mくらいのビッグモブ。これじゃない事を祈る!)
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キャサリンからWugularrまではStuart HWYから途中左に曲がってArnhem Highwayへ、合計1時間ほど。到着すると.......、ある!40〜50本くらいはあるだろうか?一同テンションあがって吹きまくる。Frankie Lane、Norman Lane、Mickey Hallの作品が中心で、しばらくしたらFrankieがフラッと現れた。

話をすると、彼はここを作業場にしてMagoを作っているようだった。そしてMickeyが去年なくなったと知らされた。まだ50代くらいという印象だったが、あまりに突然なことでびっくりした。ソングマン、バンブーマン、Mago職人として広く知られているMickey。陽気で人なつこいその人柄が印象的でした。ご冥福をお祈りします。

一通り選び終えて、ぼんやりしてると、二階からノリくんが駆け下りてきた。「ちょっと上見てください。めっちゃやばいですよ!」。上がってみると、部屋一面にDavid Blanasi、Djoli Laiwanga、Paddy Fordhamといったこのエリアを代表する今は亡きアーティストのキャンバス画が展示されている!しかもその真ん中には2本のMagoが.......、タグをみるとDavid Blanasi。これは「David Blanasi Collection」としてWugularrに常設されている作品らしい。どれも繊細かつ力強く、すばらしい作品ばかりだった。
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最終的に11本セレクトし、乾季だからか空調のせいかどれも空洞内部がカラカラに乾燥していたため、マウスピース周辺にオイルを塗った。梱包までしてくれるというので、そのままあずけて帰った。妙な達成感でぼんやりとしたぼくら3人が、Coco'sに帰ってすぐ、琥珀色のシュワシュワを呑みまくった事は言うまでもない。
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by earth-tube | 2009-06-26 16:26 | Beswick
キャサリンのホーム Coco's Backpackers
アーネム・ランド内でもないのにアボリジナルの人がいっぱいいるノーザン・テリトリーの街と言えば、キャサリンだろう。キャサリン周辺に住むJawoynと呼ばれる人たち以外にも北東アーネム・ランドのYolnguなど他の地域の人たちにも出会うこともある。

また、キャサリンは車でアーネム・ランドを旅する時、Central Arnhem Highwayの入り口として旅の拠点になる場所でもある。だから必然的に世界中のディジ・ヘッズが集まる場所がある。それがCoco'sだ。オーナーのCocoさんはDavid BlanasiのMagoを持っていたり、この地域のアボリジナルの文化に精通していて、時に大げさと思えるほど陽気な彼のトークもこの宿の楽しみの一つだ。
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到着すると「ひさしぶりだねぇ!元気か!?」とCocoさんが出迎えてくれた。「この時期あまり旅行者がいないんだ。どこでも好きな所にテントを張ってくれ。」と4年前とほとんど変わりないCoco'sを案内してくれた。料金を聞くと驚愕!10年ほど前はテントは一人$7だったのに、なんと$17!ドミトリーは$26!しかもフリーライスがなくなった!

「おいおいCocoさん、常連なんだからもちろんディスカウントしてくれるよね?」
「何日泊まるの?」
「もしWugularrで泊まることになれば一日。いや、たぶん二日かな。」
「おまえ、ずーっと来てなかったんだからさ、安くはできないよ。毎年来いよ。」
「じゃ、ビールちょうだい?」
「いいよ。そのかわりノーディスカウントね」

こういう交渉がおもしろい......。3人でビールをのんでようやく一息つく。ふざけあいながらのCocoさんとの交渉も疲れたので、値段も決まらぬままテントをはることに。ぼくはDjalu'の所で使うために一人用のテントを持ってきていたのだが、今回はリョウヘイくんがテントの下にひくマットと、7人用のテントを知り合いから借りてきてくれていたので、荷物をノリくんの家においてきていた。

「ない!」

「え? リョウヘイくんの家に行った時に積み込んだよね?」
「クーラーボックスの中とかに入れたんちゃう?」
「ない!」

ヘッドライトをつけたまま暗闇でしばし呆然とする3人。

「ど、どーする?」
「野宿かね?」
「う、うんそやな」
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みんな寝静まったCoco'sの広い敷地に「ハハハハハハハハ!」という軽〜い3人の笑いがすいこまれていく。
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by earth-tube | 2009-06-26 11:23 | Katherine
ポテトとビールと3人のイダキ奏者
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左からぼく、ノリくん、リョウヘイくん。もっとも積極的に現地におもむき、真剣にイダキとヨォルング文化を学ぶ二人を前にやけに落ち着いた気持ちになる。

ちょうどキャサリンとダーウィンの間あたりにあるアデレード・リバーに途中停車し、昔ノリくんや出口くんが世話になった、フィッシュ&チップスやハンバーガーなどを売るテイクアウトの「マーコの店」を探す。小さな町なので店舗の数もほんのわずか.......なのにない。何度も車で往復するも見当たらず、あきらめかけた時、電気のついてない彼の店があった。お休みなのか辞めてしまったのか、お店は開いてなかった。

B6用紙くらいの大きさのボックスにどっさりと入ったポテトにトマトケチャップとチキンソルトを無造作にかけて食べる。これがオーストラリアでは定番で、マーコの店でコレを食ってやろうとダーウィン行きの飛行機の中で一人ほくそえんでいたのだったが、ガッカリだ。

ガソリンスタンドで給油して冷たいドリンクでも買って行こう、とキャッシャーに向かうと、売ってる!ポテト!そしてビール!(ガススタやのになんで?)運転をしてくれるノリくんには悪いが、リョウヘイくんとこれまたぼくの大好きなオーストラリアン・ビアー「Coopers」を買って、ポテトをがっつく。うーんアウトバック・オーストラリアに来たなぁ。という実感がとジャンクなポテトとビールからシュワシュワと湧いてくる。

これからWugularrでなにがおこるのかという期待感、ノーザン・テリトリー独特なワイルドでゆるーい雰囲気にニヤニヤしながらポテトをがっつく3人に、これから何が待ち受けているのか?この時は知るよしもなかった.......。

追記
その後、ノリくんが再度アデレードリバーによった時にチェックしてくれたのですが、やはりマーコの店なくなってました!さびしい限りです。
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by earth-tube | 2009-06-26 10:41 | Darwin
うれしい再会
ダーウィンの空港を出るとすぐになつかしい顔に出会った。東京でのサラリーマン生活に別れをつげ、ヨォルング語研究をさらにすすめるためにチャールズ・ダーウィン大学(CDU)の大学院で中央アーネム・ランドMilingimbiのGupapuynguクランの人々の言語と文化を学ぶ林 靖典(以下ノリくん)と、嫁さんの香織(以下カオリン)の二人だ。

大阪での二人の結婚式以来の再会で、東京で生活していた頃よりも二人ともなにか生気に満ちていている!聞けば、ノリくんの体重は10kg近く減ったという。「なんかダイエットでもしたの?」と驚いて聞くと、「ストレスがないからお酒もほとんど呑まなくなって、以前の体重に戻ってきたんですよ」....だそうだ。ストレス・フリーなダーウィン、以前にも増してゆったりとした雰囲気になった二人を見、日本での自分のせわしない生活を思い返すと、突然ダーウィンに移り住みたい気がしてきた。
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外に出るとノリくんの愛車の4WDが。車の旅は出口夫妻とノン君とした2005年の夏以降だから実に4年振り!4WDを目にすると自分の車でもないのに、この車にのってアーネム・ランド中を旅したい気になるほどワクワクしてくる。

今年の夏からCDUのヨォルング語教室(Djambarrpuyngu)を受講する林田 遼平(以下リョウヘイくん)と合流して、3人でダーウィンの312km南に位置するキャサリンに向けて出発する。いつも坊主頭という印象のリョウヘイくんには髪の毛があり、ちょっとインテリジェンスな雰囲気に!本当にイダキが好きで、ヨォルングの文化を愛する二人に再会できて、意味不明にテンションがあがってきた。

空港から林夫妻の家に着いて、近況を聞くのもつかの間、キャサリンに向けて出発した。明日にはひさびさのWugularr(Beswick)とBarunga(Bamyili)コミュニティだ!
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by earth-tube | 2009-06-26 10:04 | Darwin
関西からトップエンドが遠くなった
北東アーネム・ランドに行くには、ケアンズかダーウィンから国内線の飛行機で行くか、アーネム・ハイウェイと呼ばれるダートロードを4WDでひた走るしかない(慣れない危いかも)。また、南アーネム・ランドには日本からダーウィン入りして、車で4時間ほど南下する。

つまり、日本からはケアンズかダーウィン入りするのが最短距離を行くことになる。

しかし、日本からダーウィンへの直行便はない。そして今年、関空からのケアンズへの直行便がなくなった!しかも、ダーウィンへのバリ島デンパサール経由便もなくなった!ガーン!(下の写真は3-4年前に新しくなったゴーヴ空港)
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そこで今回は「関空→ゴールドコースト→ケアンズ→ダーウィン(以下陸路:キャサリン→ウグラー/バルンガ→キャサリン→ダーウィン)→ゴーヴ→ケアンズ→ゴールドコースト→関空」というやたら複雑な旅程を組んだ。飛行機会社は格安チケットで有名なジェットスターだ。乗り換えの都合上、行き帰りともにケアンズで一泊した。

「関空→ゴールドコースト」は約9時間のフライトで、「ゴールドコースト→ケアンズ」は約2時間。チケットを予約してしまった後に気づいたことだが、ケアンズまでの国内線のチケット代と宿泊費を考えれば、東京まで新幹線で行って成田発のケアンズ直行便に乗るほうがはるかに効率的じゃないか!!!出発を前にして、なにか猛烈に「ハッフーン」(© 水木しげる先生)とズッコケた気になるではないか!

ダーウィンに関しては「ダーウィン国際空港」という名前がついているのに、今残る国際線はエアー・ノースのセスナ機によるインドネシアの東ティモールのみ!!!それにしても関西方面からのトップエンドは遠くなったなぁとつくづく感じる飛行機会社の路線廃止の嵐にガックリしながら、旅はスタートした。
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by earth-tube | 2009-06-25 11:12 | 店長の日記
帰国しました!
今月12日に関空を出て、ダーウィン→キャサリン→ウグラー/バルンガ→ゴーヴと強行の10日間の旅をへて帰国しましたー。
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前半のダーウィンから南アーネム・ランドに向けての旅は、現地在住のヨォルング研究者ノリくんこと林 靖典と、この夏からチャールズ・ダーウィン大学(CDU)でヨォルング語のコースに参加する林田 遼平くんの二人と一緒に、ノリ君の愛車での快適な旅に.......なるはずがいつものハプニングありの楽しい旅に。

ヨーロッパ・ツアーを来月にひかえたDjalu'の所では、連日イダキ・カッティングとイダキ作りがかつてないほど一日中行われ、それを毎日手伝った。全身筋肉痛。人間、手のひらまで筋肉痛になるらしい。

Djalu'、Dhopiya、Mirwatngaの3人でイタリア、フランス、イギリスで公演を行うため、各国それぞれ10本づつイダキを送るという話を聞いていたため、今回はDjalu'のイダキを買うことはあきらめ、お手伝いに行くという旅だった。かなりの力仕事になると思ったので軍手を持って行ってたのだが、帰国後両手を眺めると、左手には丸太が落下してできた青タン、右手には血豆がつぶれたあと。

ウグラー(ベズウィック)のMagoを11本、また現地で使用されていたプライベートな楽器をふくめたミワチ(北東アーネム・ランド)のYidakiを40本以上入荷予定です。随時アップしていきますのでお楽しみに!
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by earth-tube | 2009-06-25 10:13 | 店長の日記