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Djalu'が7/19(日)テレビに出ます!
ぼくが先月にDjalu'の住むコミュニティを訪れる前、ダーウィンの街で会った妹のDhanggalから「お前の滞在期間中に日本からTVクルーが来てDjalu'を撮影するんだけど、サプライズだから言っちゃだめだよ。」と言われていた。

アーネム・ランドまで来てイダキ・マスターを撮影するんだからこれはNHKのドキュメンタリーかなにかだろうと思っていた。ところが、結局ぼくの滞在中には撮影はなく、「日本のテレビ撮影がある」といううわさだけを聞いて帰国した。

その後、どうも日本から撮影隊が来たということは聞きおよんでいたのだが、どこの放送局かまったくわからないままで、このまま見のがすかもとドキドキしていた所、突然、東京の友人から「走れポストマン」という番組で7/19(今日!)放送されると連絡がきた!!

毎日放送 夜10時 「地球感動配達人 走れ!ポストマン」
URL : http://www.mbs.jp/postman/

ホームページをみると日本人のディジュリドゥ奏者が......。横顔なのでだれかわからない.......。イダキをみると、見覚えがある。「Nataくん!」。依頼者からのメッセージを伝えに行くという番組らしい。

今夜10時、みなさんテレビの前でスタンバってくださいね!
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by earth-tube | 2009-07-19 14:11 | 店長の日記
ケアンズからDjalu'へ
ゴーヴを出てケアンズに戻ってきた。最近はドミトリーに泊まるのが苦痛でちょっと高めの値段でもシングル・ルームを取るようになった。今回はNjoy! Cairns Backpackersという所に行きも帰りもお世話になった。シングルでAU$38とケアンズでも最安値で、空港までのお迎えがフリー(タクシーでAU$15くらい)とかなりお得。今ちょうどバブルまっさかりのダーウィンの宿はもっと高いらしい.......。

到着するなりビール!オーストラリアは日本にくらべるとビールの味の種類が豊富で、その中でも僕が個人的に好きなサウスオーストラリア州のCoopersは無濾過のオーガニックビールで味が濃厚。アイリッシュビアーのKilkennyはクリーミーな泡がすごい。タスマニア州のCascadeは、名前がカッコいい!ラベルにはタスマニアタイガー!濃厚さとさっぱり感のバランスがいい。

しばし旅の終わりの解放感を味わいながらケアンズの町を散歩して、約束の時間にDjalu'に電話した。

「もしもしお父さん? イダキどんな調子?」
「あぁ、うん。まだ作ってる。」
「急いでないし、また日本から二日後に電話するね。」
「わかった!心配すんな。」

案の定、予定通りにはいかないが、そんなことはまったく気にならない。結局日本に帰ってきてから電話するも、まだ出来上がっていなかった。

帰国後5日目の午前中、ぼくの携帯がいきなり鳴った。通知番号をみると国番号61からはじまる番号.......つまりオーストラリア!ノリくんか、リョウヘイくんかなと思い、

「もしもしー? もしもーし?.......」返事がない。
「ハロー?」
「ハロー。」聞き覚えのある声。
「Djalu'?お父さん?」
「ヨー。おまえのイダキできたぞ。ほれ、聞いてみろ。」

だれかに大声でどなっている「おい!イダキ吹いてみろ!」演奏してるのは間違いなくヴァーノン。どれもビリビリとしたすさまじいサウンドが携帯ごしではあるが、伝わってくる!

「全部おれがペイントしたから。3本ともすごくいいイダキだよ。次来る時は何本だ?10本か?15本?」

70歳を超えるオールドマンのその活力とイダキに対する情熱に脱帽!!!!!!!ありがとうDjalu'!ヨーロッパでのツアーがすばらしい出会いと成功に溢れていることを祈って電話を切った。
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by earth-tube | 2009-07-09 21:08 | 非アウトバック
最後の夜とイダキの行方
最終日は娘のリナが好きなチキンライスを作り、たき火をぼんやりと眺めながら長い長い一日最後の晩ご飯をみんなと食べた。山積みだったイダキの削りカスもようやくなくなってきて、軍手で一山つかんで火にくべようとすると木くずの中からケーントード(外来種のカエル)が飛び出してきた。つかんで投げようとすると、

「Yaka! Yaka!」とみんなが叫ぶ。

ケーントードには毒があるらしい.....。他にもその木屑の山からクモが出てきて、オーストラリアにいるクモには毒グモが多いらしく、ヴァーノンがすぐにたたきつぶしていた。知り合いのスペイン人は、Djalu'の所に来た二日目にブッシュでクモにかまれて足がはれあがり、トンボ帰りでその日の内にダーウィンに帰ってしまったそうな。トップエンドを訪れる人にはぜひ注意してほしい。

この時点で1本のノミ入れが終わっているだけで残りの2本はそのまま。2本とも無加工の状態でいい音が出てて、そのポテンシャルはビシビシと感じる。Djalu'はまだ仕上がってないイダキを見ながら、「おまえが帰って、次の日は日本か?」。ケアンズだと答えると「明日ケアンズから電話して来い。電話で音をチェックして気に入ったら買ったらいい。」と言ってくれた。

しかも、「ペイントも俺がするからまかせとけ!」と熱い一言!彼の言うとおりにいけば、カットからペイントまですべてDjalu'が行ったイダキが3本という事になる。しかしヨォルング・ウェイ!どうなるかわからないが、これからのハプニングを楽しみにしながら、Djalu'と握手をかわした。
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by earth-tube | 2009-07-07 21:45 | Yirrkala周辺
壮絶 15時間耐久イダキ作り!
いつもと同じようにノミを打つ音で目を覚ますと、朝の6時!昨日の話ですっかりと本気になったのか、もくもくとみんなでイダキ作りがはじまる。ヨォルングとなにか活動をともにすると、ギリギリになって急にすさまじいパワーを発揮することがある。今回もまさにそんな感じ。

Djalu'の着ているアロハシャツは、激しい腕の動きで胸の所で横にビリリと裂けてしまっている。そんなことには気もくれず、ひたすらにイダキ作りに打ち込むDjalu'。昼をすぎた頃、「おい、ブッシュに行くぞ。向こうですぐイダキを作るからツールを車に入れてくれ。」と小休止もせずに、動きだす。

今までは空港よりさらに向こうのMatamataへの道の途中まで行ってたのだが、Djalu'とDhopiyaと3人で近場のブッシュへ。ある特別なスポットがあるらしく、車を止めるとすぐにスタスタと二人とも歩いていく。

灼熱のブッシュの中で眼鏡の中に滝のような汗を流しながらイダキの丸太を両肩にかつぎ、ヒーヒー言ってる僕をよそに、70代前半と言われるDjalu'(正確な年齢は不明)と60代中頃のDhopiyaの二人はヒョウヒョウと歩き回りながら次々とイダキをカットしていく。1時間もたたない内にDjalu'が3本、Dhopiyaが3本カットした。
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Djalu'のカットした丸太はどれもナチュラルな空洞で、ノミを入れる前からいい音がしてる!ストリンギーバークとよばれるユーカリの樹皮をハンマーで軽くコンコンとたたき、切り目を縦に入れるとペロンとめくれる。樹皮をとったばかりの木には水気がたっぷりと含まれていて汗をかいているみたい。

Djalu'がノミを入れて、そのカスを落とすためにぼくが丸太を持ち上げて地面にたたきつける。そんな作業を繰り返していると、すべってぼくの左手の指の上に丸太が落下!みるみるうちにふくらんで指先が1.5倍くらいになっている。

こりゃだめだと3人で家に引き返したが、日が暮れ、真っ暗になっても夜9時くらいまでイダキ作りをしていた!
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by earth-tube | 2009-07-07 19:35 | Yirrkala周辺
真夜中のヨォルング会議
今回はテントを持参していたのだが、Djalu'のご好意で家の一部屋をかりて寝泊まりさせてもらっていた。朝7時頃からコンコンカンカンとノミを打つ音で目が覚める。全員というわけではないが、だれかが毎朝イダキ作りをはじめ、それにつられるかのようにボチボチとみなが作業をしはじめる。
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一日の作業で二の腕は大リーグ強制ギブスをつけたかのように重くだるい!筋肉痛と手の平の痛みをこらえながらイダキ作りに明け暮れる。Djalu'は高齢であるにもかかわらず、パワフルに作業を続けている。さすがに以前のような足腰の力はないが、椅子に座ってノミやナタをふるう彼は、都会生活でなえてしまった貧弱な僕よりもはるかに力強い!

Djalu'に会うといつも「生涯現役でここまでやりたいなぁ〜。」と深い感銘を受ける。イダキ一本に一途にこれほどの情熱を持っている人もそうそういない。イダキ・マスターと呼ばれる由縁だ。

昨日一日の作業の後には毎晩なにかご飯を手作りしてファミリーと共に食べる。初日はグリーンカレー(ラリーは辛いものが苦手だがDjalu'は喜んで食べていた)、二日目はミゴレンをベースにしたヌードルスープ。この季節は晩になると肌寒く、イダキ作りで出てくる山積みの樹皮や端切れの木でキャンプファイヤーをして、掃除と暖をとるので一挙両得。約10人前くらいを作り終え、部屋にもどって歯磨きをしているとコンコン! 

部屋の外には娘のリナがいて、「お父さんが話があるって」。

外に出てみるとDjalu'の妹のDhanggalなどファミリーがみんないる!なんかこれから裁判が行われるかのように重苦しい雰囲気.......。「今回おまえは何本イダキを作ったんだ?」とDhanggalがわずらわしそうに言う。どうも、今回イダキをぼくが買わないことを不思議に思っているらしい。ジェレミーとのやりとりで、ヨーロッパ・ツアー用の最後の10本を仕上げないとイダキを買えないんだという事を伝えると、「おまえはイダキを手にせず帰るなんて駄目だよ」と言う。

ツアーを成功させたいジェレミーとファミリーの間で完全な板挟み!とにかくこれはイダキを買って帰らないとまずい雰囲気だ。Djalu'をプッシュするのは嫌だけど、もうこれしかないということで、「10本できあがったら、そのあと時間があればお父さん(ぼくはDjalu'の息子の位置に縁組みされている)に作ってもらえるか?」と聞いたら、力強く「Ma!(オッケー)」とDjalu'はうなずいた。
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どうなるねん!多少ドキドキしながら筋肉痛まみれの身体をベッドにたおれかかった。
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by earth-tube | 2009-07-07 19:09 | Yirrkala周辺
日々これイダキ・ジャーマ!
フランス、イギリス、イタリアでの公演をヨーロッパ各国でのワークショップをするヨーロッパ・ツアーをひかえたDjalu'ファミリーは忙しかった!

上記3カ国にそれぞれ10本のイダキを送り、その売り上げがギャラに大きく反映されるということで、コーディーネーターのジェレミーは、ツアーのアレンジから彼らのイダキ作りの手伝いまで忙しく動き回っていた。ぼくはというと、今回はツアーがあるためDjalu'のイダキの購入はあきらめて、イダキ作りのお手伝いに専念しようという気持ちでいた。

日本から軍手と日焼け止めを持参して、ブッシュの中でのイダキ・カッティングにそなえていたのだが.......。Djalu'は今まで訪れた中でもっとも勢力的にイダキ作りをしていて、朝起きればイダキを作っているか、カッティングにでかけるという日々。
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カッティングの際には、主にノコギリで丸太を切る作業をし、イダキ作りの時には樹皮を取り除くためにダブルハンドシェイバーという道具を使う。主に手作業が続くため軍手をしていたにもかかわらず、初日に手のひらにできた豆は水ぶくれになってしまった。

ラリーは相変わらずイダキ作りにはノータッチで、働いているのはDjalu'、嫁のDhopiya、娘のLina、息子のVernon(以下ヴァーノン)の4人だ。中でも現在20歳のヴァーノンのイダキ作りと演奏の腕はめまぐるしく上がっていて、驚かされた!

ヴァーノンの演奏の印象としてはラリーほどガッチリとした感じでもなく、どこかゆるやかな部分を残しながらも幅広い演奏にたけていて、キレ・パワー・スムーズさのバランスがすごくいいように感じた。ヨォルングの若い子たちがベース・イダキと呼ぶ低い音程のイダキも楽々と吹きこなし、しかもハイピッチなイダキでも激しく即興性の高い演奏をする。

製作の現場でも、何度もテストしながら確実にいいサウンドになるようチューニングをし、最終的にDjalu'にチェックしてもらって仕上げていた。途中で投げ出すことなく、最後まで納得いくまでチューニングをして仕上げていたのが印象的だった。一般的に、ヴァーノンが作ったイダキはDjalu'作として出回ることが多いようだが、Earth Tubeでは彼が完全に手がけた作品はヴァーノン作として、今後が最も期待される若きイダキ・マエストロをサポートしたい。
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by earth-tube | 2009-07-07 18:31 | Yirrkala周辺
いざMiwatj(北東アーネム・ランド)へ
ノリ君、リョウヘイ君と過ごした日々は、ひさびさにまったりと過ごすことができた。二人ともラジカルなほどに伝統的なヨォルングの演奏を追求していて、独自の切り口で学んできた「ハッとするような発見」をイダキを鳴らしながら、語ることができた。ヨォルング・マタの発音や発声から「忠実なマウスサウンド」を再現するノリ君。若いヨォルングと深い交流をかわし続けているリョウヘイ君ならではの「現地のトレンド」など、話はつきなかった。

後ろ髪ひかれる想いで盟友二人に別れをつげ、いざGove(Nhulunbuy)へ。

今、Djalu'の所ではEast Arnhem Tourism Hub(以下ツーリズムハブ)という政府の機関が間に入って、エコツアーが行われている。Djalu'とイダキ・カッティングなど約2時間を過ごすDaly TourでAU$200、5日間のイダキ・マスタークラスでAU$2,550といった具合です。ここで得られた収益は全て間で手数料などが発生することなくDjalu'の口座に振り込まれるそうだ。

今後Djalu'ファミリーを訪れる際には、東京のディンカム・オージー倶楽部の上野さんや、仙台のディジュリドゥ・ミーティングYolngu Time主催の喜秀さんなど、以前から交流のある一部の人たちをのぞいて全ての人がこのツーリズムハブを通さないといけないらしい。
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ぼくもツーリズムハブのリストにのせていただいているので、今回はDhimurru Aboriginal Corporationを訪ねて、「General Permit」を取得した。1週間の滞在でAU$20。タクシーの運ちゃんに「キャプテンクック」と言えば、このDhimurruのあるスーパーマーケットに連れて行ってくれる。かれらの土地に足を踏み入れる時には、ツーリズムハブやDhimurruのサイトにのっている注意事項をよく読んで、これらの出先機関を通すことをお進めします。
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by earth-tube | 2009-07-03 14:07 | Yirrkala周辺
ディジュリドゥを発送することの難しさ!
WugularrでMagoを買ったあと、それを発送してもらう予定だったのだが、ディジュリドゥをいれる段ボール箱がないというので、引き取って自分で発送することに。3人でカジュリナのショッピングモール内の郵便局に行き、段ボール箱を買って梱包して、職員に渡すと「このサイズじゃ送れないわよ」.......、「ハァッ !?」
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郵便局から海外に送れる小包の最大の長さは、な・なんと105cmまで!!!!!!で、郵便局で売ってる上の写真の白いボックスの長さは150cmくらいある!なんで?意味不明なこの規則にげんなりして、ダーウィン市内の他の郵便局へ。(オーストラリア・ポストのサイトでは確かに105cmを超えるものは送れないと書いてある) 

ここで聞くと、サイズに関しては何も言われないものの、1本づつしか送れないという。そうすると送料がバカ高くなってくる.......。しつこく交渉すると2本を一つにまとめてもいいよ、という事になって、ようやくまともな料金で発送することができた。

TNTDHLといった専用業者に頼むとサイズを気にせずに送ることができるのだが、アカウントを開設していないと正規料金となって、とんでもない値段になる。市内に多数あるディジュリドゥ・ショップはそれぞれ契約をかわしていて、海外ならどこでも一律AU$80くらいで送ってくれる。だが、コミュニティで買ったディジュリドゥをダーウィンから送る手間と交渉........え・えらいわぁ(大変という意味の大阪弁)。

半日かけたこのドタバタ騒動に付き合ってくれたノリ君とリョウヘイ君に感謝!!!!!!!
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by earth-tube | 2009-07-03 12:28 | Darwin