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ヨォルングのプライベートイダキ「UY-0801」の修理 2
<イダキの素地調整>

テープをすべてはがし終えると、前回同様テープのねばねば部分がイダキに残った.......。これを特殊なオイルで落としていって、丁寧にシュガーバグの蜜蝋を取除く。すると、テープがあった所と、無地の木肌が直接空気にふれていた部分とに色の差があった。日焼けと木工用ボンドの塗膜に付着した汚れによるものだと思われる。

そこで、テープの粘着物がはりついている部分も含めて全体をカップワイヤーブラシを取付けたグラインダーで磨くことにした。すると一番低速で回しているにもかかわらず木工用ボンドが木屑とまざりあって固まってしまう現象がおきた(上の写真参照)。

しかたがないので、この木工用ボンドと木屑の固形物をヤスリを使って手作業で落としていく。余談だが、この固形物、グラインダーの回転で生まれる熱では溶けてやわらかくなってしまうが、常温ではカチカチでツメで押してもへこまないくらい硬い。木の膨張収縮がはげしく、木質に粘りがないものなどには、エポキシボンドでかっちりと固定するよりも、木工用ボンドに木屑をまぜてうめる方がベターなのかもしれないなぁと感じた。

そんな事を考えながら、テープの粘着物、木工用ボンドの固形物、そして汚れをすべて落とした素地調整が完成した。このままでは表面が荒い(上記写真)ので、サンドペーパーをかけてもともとの滑らかな表面にしあげていく。

次回はアーネム・ランドから持ち帰ったイダキの切れ端をけずって、何種類かの色見のユーカリの木屑を作って、色合わせをしながらエポキシボンドで補修する。
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by earth-tube | 2009-10-31 18:37 | ディジュリドゥの修理
ヨォルングのプライベートイダキ「UY-0801」の修理 1
Yirrkalaでヨォルングたちが実際に使っていたイダキ「UY-0801」を購入希望のお客さんから、「イダキを修理してから出荷してください」と依頼を受け、このイダキの修理をスタート。

今回のイダキに巻かれているのは、なんと梱包の時に使われるような茶色のうすっぺらのテープと、包帯をとめたりする時に使われる紙製のテープ。どちらも素材が脆弱で、このテープを取除くには前回のGaypalwaniのイダキとはまた違った苦労をしそうな予感がしていた.......。

はがす作業をスタートしてみると、予想通りにボロボロとテープがくずれていっこうにテープがとれない。1cm単位でくずれるテープをはがすのにイライラしながらも、テープの下はどんなふうになっているのかドキドキしながら根気よくはがしていく。

下はこのイダキに巻かれていたテープの拡大写真。わかりやすくするために二枚の写真をはりあわせてあります。テープをはがす作業をしていると、いら立ちよりも、「よくこのテープを巻いたなぁ」とその場にあるものなら取りあえずオッケーなヨォルング方式に感心する。

すべてをはがしおえるとクラックとホールが出てきた。しかもそれぞれをシュガーバグの黒い蜜蝋でふさいである!ヨォルングが販売用にイダキを作る時には、ホールをダボ埋めするか、エポキシボンドでうめたあとにペイントをほどこす。

このイダキはノーペイントで蜜蝋でふさいだだけの処理しかされていない。つまり、一度アートセンターに売られたものをヨォルングが借りてきて私物化したものではなく、最初から自分たちで使うために作ったものだった!

ホールをエポキシボンドに木屑をまぜたもので埋め、クラックを補修したあとにどんなサウンドになるのか.......?猛烈に楽しみになってきた!
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by earth-tube | 2009-10-31 17:41 | ディジュリドゥの修理
金沢でHide 190のディジュリドゥ講座がスタート!!
ぼくとHideさんとの出会いは2001年のGarma Festival直前までさかのぼる。その時、本当にアーネム・ランドの情報がなくてGarma Festivalも一般客が参加できるという話になった第3回目だったと思う。

ぼくはその前年にダーウィンで、ある白人のディジュリドゥ職人に知り合い、当時Yirrkalaに住んでいたその職人にDjalu'を紹介してもらうことになっていた。

そして、ダーウィンからゴーヴへ向かう飛行機でたまたまHideさんたちの一行と同じになったのだった。その時のメンバーはAvalon Spiralの三上さん、日本ディジュリドゥ協会のエージさん、イダキジャパンのHideさん、そして僕という今思えばなんともすごいメンツだった!

これを縁にウォークアバウトロッジという唯一のホテルに当時はまだあったドミトリーの部屋をこの4人で借りて、一緒にDjalu'ファミリーとの交流をしたのだった。

その時すでにかなりヨォルング的なサウンドを鳴らしきっていたHideさんに、なにか猛烈に感銘を受けた記憶がある。それは、今現地で若者たちが演奏するようなスタイルではなく、すごくDjalu'っぽい演奏スタイルなのだ。

そのころのDjalu'はちょうどファーストCDを取り終えた時期で、心気ともにすごく充実していた。裸足なのにブッシュを歩くスピードは靴をはいてるぼくらよりも早く、イダキのサウンドは強烈だった!当時のDjalu'の倍音をしっかりと浴びたHideさんの演奏には、Djalu'の演奏スタイルの遺伝子がしっかりと息づいていると思う。

当時はまだまだヨォルング的な演奏をするノン・アボリジナルのディジュリドゥ奏者はいてなくて、滞在時に現地の若い子がいる前でHideさんがイダキを演奏すると、かれらが一瞬ギョッとした表情をしていたのを思い出す。

そんなHideさんの本物の体験とサウンドに触れながらディジュリドゥを学ぶことができるワークショップが石川県の金沢でスタートします。なんとその料金は3ヶ月全6回のコースで9,450円!入会金はたった3,000円!

近隣の方々、他府県でもガス代使って参加する価値ありまっせ!

北國新聞文化センター
野々市スタジオ(担当:紺谷)

〒921-8815
石川郡野々市町本町5丁目4-10
tel:076-248-7331

お申し込みは直接文化センターへ。コチラ
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by earth-tube | 2009-10-27 16:21 | ライブ・ワークショップ情報