4WDを探しもとめて.......
数多くのバックパッカー達がダーウィンの街を訪れる。彼等の多くはアウトバックと呼ばれるノーザンテリトリー州のブッシュやカカドゥ国立公園などWild Australiaを体験しに来る旅行者である。そのためダーウィンの街の中心地にはバックパッカー達がオーストラリアの旅に使った車を売るカーマーケットがある.......はずだった。

ダーウィンについた初日、僕は長谷くんとともに以前自分も車を売ったことがあるカーマーケットへむかった。映画館の近くに夜だけ開くナイトマーケットがあり、その裏の空き地がカーマーケットで、いつになったら売れるのかとジリジリしながら15組ほどのバックパッカー達が車を他の旅行者に売るのである。とりあえず下見をしてやろうと意気込んでカーマーケットの前に立った僕の目の前にひろがるのは、本当にただの空き地で車のかげも形もない。宿にもどって話を聞くとカーマーケットは木・日の夕方から様々な屋台やパフォーマーがつどうミンディル・ビーチに移ったのだという。いきなり空振りのスタートだ。

気をとりなおして木曜まで待ち、「この旅で乗ることになる4WDに出会い、旅の歯車がようやく動き出すな」という期待に胸をふくらませてミィンディル・ビーチへ向かった。ガ、車がない!みんなが使う駐車場にポツッポツッと「For Sale」という手書きの紙をそえた車があるが、車を売っている雰囲気ではない。宿の従業員から聞いたのはガセネタで、ダーウィン市街の裁判所付近にバックパッカーズ・カーマーケットがあるという!この日はいっこうに何も起こらない旅のはじまりにヤキモキしながら、「Very Hot」と書かれた屋台のカレーを食べ、大好きなマンゴー・スムージーを大量に飲んでミンディル・ビーチの浜辺で天の川が美しい夜空をながめていた。

翌日、「今度こそは確実だ」という半ばすでに車を手にしたかのような気分でカーマーケットへ。NT Newsという新聞会社の裏手へむかうと世界各国の国旗が描かれた看板に「Backpackers' Car Marcket」とある!足早にその門の前まで来る.......

いつもなら15台ほどの車が隣り合って並べられているはずなのに、あるのは4-5台だけ。「エッ?」という拍子抜けしてそこにいたカーマーケットの管理をしていると思われる背の低い初老のおっさんに「何コレ?」と聞くと、乾季の終わりに近づきだんだんと暑くなってきたダーウィンを出て南へと移動しいくバックパッカーズが多く、車がどんどん売れているらしい。三度目の正直ならず、く、車.......どうしよか?

ここまで来れば逆に「ま~なんとかなるやろ」という境地になるのだから人間不思議である。最終手段の土曜日の新聞にだけ掲載される「車売ります」のコーナーだけがたよりだ。新聞に目を通すと、お~あるある4WD!値段は猛烈に怪しい$900(約7万2千円)から上は$10,000(約80万円)以上と様々で、中でもTOYOTAは値段からみてもかなりの人気のようだ。当初の予算は$4,000くらいかなと思っていたが、ここで一気にそのリミットを$7,000(約56万円)にすることにした。それはNgukurrコミュニティにはディーゼルの車のみしか入れないという事情のためと、アーネム・ランド内で車が故障したら.......という考えからだ。

結局5人に電話し、その内一番条件のよい5人乗りのディーゼルの4WD(車体が赤!)を値切って予定通りの$7,000で購入!

バスと歩きだけですごしてきたジリジリとした1週間から急に羽のはえたように自由に動きまわることができ、猛烈な開放感があふれた瞬間だった。
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# by earth-tube | 2004-09-22 19:06 | Darwin
出口くんとダーウィンで再会!
Earth Tubeのリサーチ・ページで紹介される出口くんは現在オーストラリアをワーキングホリディで旅し、最も積極的にアボリジナル・コミュニティを訪ね、それぞれの地域のディジュリドゥの演奏方法や文化をリサーチしている日本人の一人である。今までに彼が訪れた地域はYirrkala、Belyuen、Oenpelli、Wugularr、Wedeyne(Port Keats)、Bagot、Daly RiverエリアなどTop Endの様々な地域にわたる。

僕がダーウィンに着いた時、出口くんはバイクを購入するためにケアンズにいた。ダーウィン滞在5日目にCharles Darwin大学の図書館前の広場で待ち合わせをしていたのだが、Mandorahにいた僕らは約束の時間に遅れて待ち合わせの場所についたのだった。バイクでケアンズからやってきた出口くんは日焼けし、随分やせてヒゲをたくわえ、笑顔で芝生の上に林くんと座っていた。

以前の出口くんは趣味でディジュリドゥを本気でやっているという印象だったが、ほぼ半年をオーストラリアで過ごした彼のディジュリドゥの演奏を聞くと、ディジュリドゥの伝統的な演奏スタイルを学ぶ一人の演奏者としての一歩を踏み出したんやなぁとしみじみと感じた。実際にアボリジナルの演奏やCorroboree(アボリジナルの歌と踊り)を見聞きし、現在進行形のリアルな彼等に触れる事で出口くん独自の理解やアプローチがそのサウンドの中に溢れていたからだろう。

アボリジナルの人々と真剣につきあっていくという事は自分自身と向き合う事でもあるなとつねづね思う。出口くんのように深くアボリジナル文化を理解しようと試み、アボリジナルの人々と向き合う人達には何か共通しているような感覚をシェアしあうことがある。彼とも再開した瞬間、そして話せばなおそういった感覚を感じた。

出口くんのすばらしいバランス感覚とアボリジナルの人々に対する真摯なまなざしに触れ、ますます今後の彼のアプローチに期待が高まる。
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# by earth-tube | 2004-09-22 18:57 | 日本のDidj-Heads
Darwinに住む日本のDidj-Heads達
ディジュリドゥを追求するDidj-Heads達が集まる場所がダーウィンだ。日本からも何人かのディジュリドゥ・クレイジー達が来ている。しかも僕の知っている日本人は全て関西人である。ノーザンテリトリー大学のヨルング語講座を専修している林くん、アボリジナルのディジュリドゥの名手を探し求めて旅をする出口くん、そしてディジュリドゥの作り方を学んでいるユージくんの3人で、彼等は個々人の得意分野をそれぞれ追求しながら、ともに刺激しあってより深いアボリジナル・カルチャーの世界に足を踏み入れようとしている。

その活動は様々なコミュニティを訪れたり、ディジュリドゥ関連のフェスティバルへの参加やそれぞれの分野のリサーチである。その中でもCD「Rak Badjalarr」で知られるソングマンBobby Laneのディジュリドゥ奏者Nicky Jorrockを探し出し、彼にBelyuenコミュニティのWANGGAスタイルの演奏を学んでいるという事だろう。Nickyとの出会いに関しては出口くんの尽力が大きく、詳しくは今後アップされるリサーチページ内の出口君のページで紹介される。


Nicky JorrockのプライベートKanbi
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この地域ではディジュリドゥの事をKanbi(Kembi)もしくはKanbakと呼ぶ。残念ながらBelyuenコミュニティでは区ラップ・スティックの呼び名を忘れてしまう程ディジュリドゥにまつわるカルチャーは薄くなってきている。

実際、ディジュリドゥの演奏スタイルを引き継ぐ若者がいないのが現状だそうだ。このディジュリドゥも作り手はNickyにディジュリドゥの演奏方法を学ぶDavid Mitjinという白人のディジュリドゥ制作者によるものである。Belyuenにはディジュリドゥの作り方を覚えている人はもういないらしい。

サウンドの特徴は広がりのある幅広い倍音でWANGGAスタイルには最適である。かなり大きめのマウスピースをビーズワックスで小さくしてあって、バックプレッシャーも高く吹きやすい。前述の3人ともう一人現在キャサリンにいるノンくんの4人がダーウィン・フェスティバルの時にBelyuenの人たちからいただいたものです。


カルチャーが薄まっているという現状に焦燥感とも悲しみともいえない胸のザワツキを覚えるが、WANGGAスタイルのディジュリドゥの名手Nicky Jorrockが存命で彼のサウンドを聞くことができるというだけで「この時代に生まれてよかった」というシンプルな感謝の念を抱かずにはいられない。また僕個人は2002年にNickyに会おうとして結局会えず終いだったが、Nickyに出会うために尽力した出口くんはじめダーウィンの日本人Didj-Heads達の飽くなき探究心とそのパワーに深い感銘を受けた。感謝!
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# by earth-tube | 2004-09-22 18:45 | 日本のDidj-Heads
ダーウィンにManingridaのアートショップができた
ダーウィンにはアボリジナルのコミュニティなどにあるアートセンターがない。ところが、ほんの4週間前に中央アーネム・ランド北部のManingridaコミュニティのアートセンターのギャラリーができたというので見に行くことにした。

できたばかりのギャラリーの壁は真っ白で真新しく、アートやディジュリドゥもまだ多くはなかった。置いてあったディジュリドゥは全部で5本で一番いいディジュリドゥはなんと出口くんがすでに取り置きしていた!だが同じ作り手であるAmbrose Cameronの高いピッチの短いディジュリドゥを購入した。


Ambrose Cameronのディジュリドゥ
AmbroseはManingridaで名の通ったディジュリドゥ職人で彼の作る楽器にはいつもラフに手形がぺたぺたと押してある。このディジュリドゥは約3年ほど前の作品でもともとつけられていた黒いビーズワックスは剥がれており、残っているビーズワックスは硬化していた。吹き口は大きく、倍音豊かなサウンドで短くすえひろがりになっているルックスにたがわない印象のサウンドだ。こ気味のいい演奏感覚の楽器だなぁというのが第一印象で若い頃のブラナシのようなタイトな吹き心地です。画像は追ってアップします。


このManingridaのギャラリーの店長Mattは非常に気のいい人でManingiridaを中心にアーネム・ランドの様々な情報を教えてくれた。日本に1年間いて多少日本語が話せ、しかもコミュニティで4年働いていており現地の言葉Gunwingguに精通しているという。週末に一緒に飲もうと誘ってくれた。
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# by earth-tube | 2004-09-22 18:43
出会ったディジュリドゥ2
相変わらずダーウィンの街を何をするでもなく徘徊する。この時期のダーウィンは乾季の終わりなのかひどく乾燥していて、日中の厳しい日差しの中を歩いても汗をかかない。ブラブラとダーウィンのモールを歩いているとアボリジナルの女性が店先の地べたに座ってペインティングをしている。近寄ってみると砂漠の地域のペイントでアブストラクトな宇宙的なペイントの筆を黙々と動かしている。見上げるとその店は古本屋なのか、アボリジナル・アートの店なのかわからない雑然とした雰囲気の店だった。

なんとも怪しげな雰囲気に気をよくした僕は足を踏み入れると一階部分はただの古本屋だが、2階はアボリジナル・アートのショップになっている。そしてその隣はカセットやCDがおもちゃ箱をひっくり返したように乱雑にならんでいる古本屋.......なんじゃこりゃ!?

楽しい店やなぁという印象のまま何気なくその壁を見ると無造作にいかにも古そうなディジュリドゥが3本たてかけてある。 その内の1本は縞模様の美しいオーカー・ペイントのディジュリドゥで、手に取るとそれなりにずっしりしていて、吹き口が小さい。ボトムは少し広がっているのでどうなっているのかと見てみると、吹き口とほぼ同じサイズの穴が空いているだけ。

買うかどうか迷って「これってどういう経緯でここにあるの?」と尋ねると「これはMandorahのアボリジナルの男性でラジオ局で働いていた人が持ってきたものなのよ」と店主らしい気のやさしそうな白人女性が答えた。Mandorah......、Mandorahね。って「Rak Badjalarr」のNicky Djarugのコミュニティーやんか!ということで購入することに。


Mandorahのディジュリドゥ
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中の空洞は全くいじっておらず、ナチュラルな美しい空洞。マウスピースからボトムまでほぼ同じサイズの空洞が通っている。吹き口は小さく、サウンドはこもった感じで倍音に広がりは少ない。Mandorahの近くにあるコミュニティBelyuen(Dellisaville)のWANGGAスタイル向きとは思えないつまったサウンドでトゥーツが近く、どちらかといえばヨルングの演奏スタイル向きだと思える吹き心地。全体的に細いバンドがオーカーで描かれていて美しい。15~20年前に手に入れた楽器だそうだ。


「いい買い物をしたなぁ」という思いのまま日本から同伴している長谷くんと海岸沿いの公園に行き練習していると、千鳥足を絵に描いたような二人の初老の白人男性が僕らの前に座り、「俺のためになんか演奏してくれよ!」とろれつの回らない口調で話かけてきた。「あ~、やばい人がきたなぁ」と思いながらもディジュリドゥを吹き、話をしていると何故かこのおっさんYolngu Matha(ヨルング語)を話すではないか!

なぜYolngu Mathaが話せるのかという問いには全く答えないへべれけのおっさんは次々と「なんかやれ、なんかやれ」とせきたてる。「このおっさん何者や」という疑念を抱きながら数曲演奏するも耐えきれずその場を離れたが、巨大な白ワインのボトルを手に持ったうすよごれたこのおっさん.......何者やったんやろうか。
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# by earth-tube | 2004-09-22 18:34 | Darwin
出会ったディジュリドゥ1
今日はダーウィンの中でもアボリジナルの職人の楽器を置いている唯一といっていいショップ「Aboriginal Fine Arts Gallery」を訪れた。その倉庫にはDjaluの古いイダキや、いつになったら店頭に並ぶのかわからないようなディジュリドゥが数多く並んでいる。並んでいるといっても部屋の壁一面に無造作に立てかけてあるだけである。そのほとんどが白人が作ったディジュリドゥの上に伝統的にディジュリドゥを演奏することがない砂漠の地域のアーティスト達のペイントが施されたものだった。これは観光客にとってはそこの地域のアボリジナルが実際にディジュリドゥを演奏するかどうかという事はあまり重要ではなく、派手で美しいペイントのディジュリドゥを好んで購入するという傾向からなのだろう.......

一通りDjalu Gurruwiwi氏作のイダキを試し吹きするもピンとこず、山のように並んだその砂漠エリアのペイントが施されたディジュリドゥ達に目をやると、ほんの少しだけ他の地域のペイントが施された楽器が重ねるように立てて並べられたディジュリドゥの隙間から見えるではないか!「これは?」と思って手に取ると明らかにオーカー(顔料)ペイントされたビンテージのディジュリドゥ、しかも西アーネム・ランドのものである!

その後、狂ったように何重にも立ち並ぶディジュリドゥの壁を1本づつどかしながら奥にひそんでいる短い目立たない楽器を次々と選び出す、いやこれはほとんど救済に近い!その中から3本だけチョイスして購入する。


'80年代頃と思われる西アーネム・ランドのディジュリドゥ1
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全体的に厚みがかなり薄く作られており、マウスピースには当時つけてあったと思われる黒いビーズワックスが硬化した状態でついている。薄い部分に2カ所クラックがはいっていて修理しないと全く音にならないが、ビーズワックスで埋めて演奏すると西アーネム・ランドのディジュリドゥらしいサウンドが鳴る。もちろん古い楽器だけにサウンドは現在の進化したディジュリドゥよりも控えめになっている。


'80年代頃と思われる西アーネム・ランドのディジュリドゥ2
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このディジュリドゥもすこし薄手で、マウスピース周辺が西アーネム・ランドに特有な先細りの形になっている。上下の黒い部分にオーカーでペイントされているアートは何かの植物のようで、ほそい枝の先には小さな葉っぱが描かれている。このディジュリドゥにはクラックがなく吹きやすく、サウンドもこの地域に特有な倍音のバランスになっている。


2000~2002年頃のKimberleys地方のディジュリドゥ
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Kimberleys地方のディジュリドゥは珍しい。短く、吹き口が大きく、デビッド・ブラナシのディジュリドゥのように一定の薄さに削ってある。中の空洞は完全にノータッチでシロアリが食べた非常に美しい滑らかな空洞をそのまま利用している。サウンドはWANGGAスタイルを演奏するのには最適な高めの倍音の粒がそろっている。描かれているペイントはWandjinaと呼ばれるKimberleys地方独特の宇宙人のような見た目の精霊がエッチングで描かれており、裏面には蛇とナマズの中間のような生物が描かれている。

b0021108_18244995.jpg「Wandjinaとは西オーストラリア州北部のキンバリー地方のNgarinyin、Wororra、Wanambulの3つのクランにとって全ての創造主である最高位の精霊(ABORIGINAL MUSIC FROM AUSTRALIA - Unesco Collection Musical Sources / LP or CD / 1959-69 / Unesco & Philipsより抜粋)」

このようにキンバリー地方で最も高位にある精霊で、ロックアートとして頻繁に描かれているようだが、実際にディジュリドゥに描かれているものは初めて見た。


この3本のディジュリドゥを購入した後に店を出、ハッと気がついて自分の手のひらを見るとホコリとビーズワックスにまみれていたが、ショーウィンドウに映った僕の顔はニンマリと充足感にあふれた顔だった.......
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# by earth-tube | 2004-09-22 18:29 | Darwin
ダーウィンのディジュリドゥ・ショップの現状
オーストラリアのノーザンテリトリー州の州都であるダーウィンはアーネム・ランドやカカドゥ国立公園などへむかう旅行者の集まる街です。そのためか観光客をターゲットにしたディジュリドゥ・ショップが数軒たちならび、ディジュリドゥを買うには最も豊富な在庫量をほこっているといえるが、完全に最初から最後までアボリジナルの職人の手によって作られたディジュリドゥは少なく、そのほとんどが白人が作った木肌のディジュリドゥか、白人が作ったディジュリドゥにアボリジナルのアーティストがペイントしたものであることが多い(もちろん中には全てアボリジナルの職人が作った楽器もある)。しかもそれをアボリジナルが全て作ったディジュリドゥだと公言しているショップさえある。

こういった状況で本当にアボリジナルの職人によって作られた楽器を選び出すことは非常に難しいだろう。だがDjalu Gurruwiwiなど一部の著名なイダキ職人の楽器が日本とほぼ同じような高値(AU$800~AU$1800 : 2004年9月現在)で販売されているという例外をのぞけば、より伝統的なアボリジナルのディジュリドゥはダーウィンのディジュリドゥ市場では安いプライスタグをつけられて埃をかぶっている事が多い。

今回はダーウィンのディジュリドゥ・ショップの倉庫などを訪れて、埋もれた貴重な楽器を探し出そうと思います。
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# by earth-tube | 2004-09-22 18:15 | Darwin
アーネム・ランドへの出発の準備
b0021108_031289.jpg9月10日からアーネム・ランドを訪れます。現地でのサイトのアップやブログの更新などのために新たに購入したiBookと録音機材です。残念ながらフィールド録音した音源は許可が降りない限りサイトでは紹介できませんが、各ディジュリドゥ奏者から許可が降りればその一部をサイトでも紹介したいと思っています。

この時期アーネム・ランドは乾期の終わり頃です。涼しい季節は終わり、特に日中のブッシュはかなりの暑さになり、ディジュリドゥ職人にとってはハードな季節です。そのため現地で手に入れる事のできる楽器は少なくなるかもしれませんが、その反面乾燥した時期のユーカリでディジュリドゥが作られるのでクラックなどに強い良いディジュリドゥを手にすることができるという事もあるでしょう。

今回は4WDを購入してアーネム・ランド内の様々なコミュニティーを訪れる予定で、北東アーネム・ランドではアウトステーション(数家族が暮らす町から遠く離れた土地)に移ったMr. YidakiMan 「Djalu Gurruwiwi」に会い、2週間ほど彼と過ごします。それもこれも車での移動のためNorthen Land Councilから許可がいただければの話だが........

11月10日には日本に帰ってきます。それまではEarth Tubeの商品の発送ができなくなります。取り置きはできるので取り置き希望の方はメールをください。湿気をたくさん含んだモンスーンの風である西風がアーネム・ランドに雨雲を運んでくる12月には今回仕入れるディジュリドゥが全てアップされる予定です。

しかし、もうすぐ出発だというのに押し入れからバックパックも出していない......
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# by earth-tube | 2004-09-08 01:06