Yirrkalaでヨォルングたちが実際に使っていたイダキ「UY-0801」を購入希望のお客さんから、「イダキを修理してから出荷してください」と依頼を受け、このイダキの修理をスタート。
今回のイダキに巻かれているのは、なんと梱包の時に使われるような茶色のうすっぺらのテープと、包帯をとめたりする時に使われる紙製のテープ。どちらも素材が脆弱で、このテープを取除くには前回のGaypalwaniのイダキとはまた違った苦労をしそうな予感がしていた.......。 はがす作業をスタートしてみると、予想通りにボロボロとテープがくずれていっこうにテープがとれない。1cm単位でくずれるテープをはがすのにイライラしながらも、テープの下はどんなふうになっているのかドキドキしながら根気よくはがしていく。 下はこのイダキに巻かれていたテープの拡大写真。わかりやすくするために二枚の写真をはりあわせてあります。テープをはがす作業をしていると、いら立ちよりも、「よくこのテープを巻いたなぁ」とその場にあるものなら取りあえずオッケーなヨォルング方式に感心する。 すべてをはがしおえるとクラックとホールが出てきた。しかもそれぞれをシュガーバグの黒い蜜蝋でふさいである!ヨォルングが販売用にイダキを作る時には、ホールをダボ埋めするか、エポキシボンドでうめたあとにペイントをほどこす。 このイダキはノーペイントで蜜蝋でふさいだだけの処理しかされていない。つまり、一度アートセンターに売られたものをヨォルングが借りてきて私物化したものではなく、最初から自分たちで使うために作ったものだった! ホールをエポキシボンドに木屑をまぜたもので埋め、クラックを補修したあとにどんなサウンドになるのか.......?猛烈に楽しみになってきた!
by earth-tube
| 2009-10-31 17:41
| ディジュリドゥの修理
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