僕がSki Beachを友人と訪れる時は、砂浜にテントを張って寝る。この場合は、夜中になると急に野生化する放し飼いの犬達と、夜中になると暴れ出す酔っぱらいの叫び声やけんかの声が気になって眠れない事が多々ある。(写真は夜中に現れたケーン・トードというカエル。海外から害虫駆除のために持ち込まれたが、体内に微量の毒があり、クロコダイルなどこのカエルを食べた動物を殺してしまうため、問題が起きている。)
一人の時は、Djaluの家に泊めてもらう。この場合は大量のゴキブリと、夜中に無理矢理家に入って来て、食べ物を持って行く酔っぱらいや、7人もいるキッズ達がけんかして泣きわめいたり、動き回ったりする音に悩まされる。 一人で来るのは2年ぶりで、このワイルド感はすっかり忘れていた。宿泊初日は全くプライベート感の無い事と、普通の神経では眠れないであろう絶え間ない人的騒音にドギマギした。けれど、二日目にはすっかり慣れてマイペースにSki Beachの夜の世界を楽しんでいた。 ところが、三日目の晩。すっかり熟睡している所に巨大ゴキブリが右手から這い上がって顔までやってきた時にはびっくりした。日本ならゴキブリをはらって、飛び起き、電気をつけて、一悶着になる所だが、パッとゴキブリをつかんで、床に放ってそのまま眠った。 そして今度は毛だらけの物体が脇の間に入ってきた。これはさすがに大きかったのでドキっとした。Djaluの家でかってる猫のシンバだった。冬場の猫ならかわいいもんだが、ここは一年中暖かいSki Beach。寄り添ってこられてもナマ暖かくて気持ち悪い。しかも、たくましいことに振り払っても振り払ってもマットレスの上にのぼってくる。 あきらめて眠りかけた頃、今度はとなりのおじいちゃんが「めしくれ〜!」とやってきた。この浅い眠りの連続はさすがにまいった。一度眠ったヨォルングの子供がなかなか起きない理由がなんとなくわかったような気がした。
by earth-tube
| 2006-05-27 23:32
| Yirrkala周辺
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